2010年12月30日木曜日

岐路

氷点下の朝、陽がそそがない日中、マス類の活性を刺激する要因に欠けたままの1日でした。釣り納めの由でご来店のお客様には大変恐縮いたしました。明日放流予定の群まで導入しましたが、結実する事なく日没。これを改善するために今夜から水車を2台停止させました。信頼に足る著名なanglerのご助言であります。考え見ると、気液混合を目的とした水車を動かす事により、池水は限りなく気温に近づこうとします。早晩に結果が出る事を確信しています。

Trout Hatcheryの午前は最高の出来、WaltonかHatcheryか、迷われたお客様には申し訳なく存じます。人生に分岐点は付き物、釣り場の選択なぞは小事であります。人生の岐路に立った時、いつも困難な方を選択してきた、岡本太郎氏の名言であります。

ともあれ明日は大晦日、今年の魚は今年中に釣られてのケジメ、本日自発的非番のマス類が明日の群と合流し、5時間で煩悩の数を超える釣果を皆様にご提供するであろう事を願っています。
どうぞ良きお年をお迎え下さい、諸兄の更なるご健勝を心より願っております。

2010年12月29日水曜日

ヒマな年末

空いています。例年ならば年末の混雑が始まる頃ですが、その気配すらありません。当店の人気急落か、諸兄のご多忙か理由は定かではありません。放たれたマス類も拍子抜けの感、お正月に向けて、満身に戦意を充電するよき時間かもしれません。

元旦恒例の塩焼き販売をどうするか判断に困っています。子持アユの塩焼きは串を刺して焼くだけなので簡単ですが、イワナとなるとエラや内臓を除去する作業が加わってくるので面倒です。冷凍アユの在庫もなく、イワナ以外に腹案もなく、どうしたものか、那覇地検の判断を仰ぎたいくらいです。

レストハウスの入口に、手洗い専用の流しを設置しました。どうぞご利用ください、足を洗ってはいけません、来年もトラウトを愛していただき、かつ継続的なお客様でいただきたいと存じますゆえ。

2010年12月28日火曜日

Thank You Ticket

年末年始営業します、元旦もやります。お正月休みの釣行をご計画の諸兄、何処の釣場側も虎視眈々と諸兄を狙っています、かきいれ時です、かたまりの売上を画策しています、厳選を要すと考えます。

12月30日~1月10日の間、当店と2号店の共通券でThank You Ticketなる釣り券を設定します。平素のご愛顧に感謝するべく、期間限定のサービスです。
料金は3900円、Walton GardenとTrout Hatcheryの双方でそれぞれ3時間づつ、計6時間お楽しみいただけます。当日のご利用に限りますが、どちらを先にご利用いただいても結構です。また双方の営業時間内であれば何時でもご利用いただけます、間に昼食、昼寝、大掃除、お好きにご活用ください。料金は最初のご利用店でお支払い下さい。ご利用の方は受付シートにその旨ご記入下さい、ご趣旨が分かれば何とご記入いただいても結構です。移動時間は10分です、受付に近道マップがあります。実釣のHatchery、癒しのWalton、ご満喫いただければ幸いです。

お正月に向けて、以下を改善しました。
沖の鳥島、撤去しました。排他的経済水域は無くなりました。
製氷機、設置しました。流しのそばにあります。1杯、いっぱいを問わず200円です。

2010年12月25日土曜日

氷点下の朝

本日は平日以下の閑散、皆様ご多忙の由であります。木、金用日と混雑が続きましたので、マス類にはよきクリスマス休暇となりました。

底冷えのする寒さのなか、ご来店いただきましたお客様にはご体調なぞお崩しになられませんよう、ご自愛くださいます事を願っております。

2010年12月24日金曜日

Merry Christmas

主よ、願わくば傷つきします類を癒したまえ、罪深き釣人たちを許したまえ。
御心の天に行われるがごとく、地にも行われんことを。

2010年12月23日木曜日

数珠とロザリオ

本日は北風が強くお客様には災難でしたが、アタリが取りにくい中でも尺イワナは過半の方々に釣られたようです。当Walton Gardenのイワナは全ての人々に分け与えられました、まさに神の愛のごとくであります。祈る者、祈らざる者を問わず、であります。

明日はクリスマス イブ、皆様には多様な夜をお過ごしになられる事と存じます。本来この夜は家族で過ごすもの、子供や恋人達の特別な日では決してありません。我が国では何か取り違えていると思います。さておき、いづこの教会でも盛大なミサがとり行われる事になります。中でもカソリック教会で信者が手にしている物は、ロザリオ。十字架を中心に丸い玉が輪状に連ねてあり、祈りの回数を数える物です。
我が仏教圏にも同じ物があります、誰もが知っている数珠(じゅず)です。仏事には欠かせない物。
年末商戦に炊き付けられて、宗教的な裏付けがないままクリスマスに浮かれる世間は、右手に数珠、左手にはロザリオの体。

横文字にかぶれたクリスマスから一週間もたたずして、当然キリストなる者は忘却。我々日本人は和服に包まれ、神社仏閣に参拝し、雅楽に違和感を感じず、凛とした正月の空気に身をゆだねる。いかがなものかと存じます。

2010年12月22日水曜日

銀鱗の熱き血潮に触れもみで

本日は大型魚の活性が高かったようです、二週間前に放流したジャガーも登場したそうです。明日はどうなります事やら。尺イワナは依然好調です、午前からあまり釣れるので、午後に釣ったイワナを持って帰ろうと予定されたお客様、午後は釣れず、お持帰りになれませんでした。食べる分を確保してから遊んでください、当Walton Gardenの池模様は時々刻々と変化して行きます。

小生は焚火が好きであります。放火癖は全くありませんが、営業終了後に燃やすゴミの炎を見ていても癒されます。火を囲む事は原始よりの人類の営み、そこから文明が湧き出ていったと小生は考えます。
歌人与謝野晶子も焚火を愛したと聞きます。女史いわく、火をみていると、その物質が最後のエネルギーを振り絞って炎と化しているようで、いとおしくさえ感じる、との事。同じ嗜好でも、その感性の次元は遠くかけ離れたもの、脱帽。

2010年12月20日月曜日

諸人こぞりて(Joy to the world)

月曜日にもかかわらず大勢の方のご来店、感謝いたします。釣果は午前不調、午後に陽が出てやや復調の感。始めてのご来店の方には、当池本来の姿をご提供できなかった事をお詫び申し上げます。小生としても、数ある釣り場の中から当店を選んでいただいたお心に添えなかった事が残念です、平日には異例の放流をしましたが効果は希薄だったようです。

去る金曜日に、週末用に放流した尺イワナが今頃活況となりました。5時間で20尾釣った方も、やはり彼らは環境に順応するのが遅いよう。遅いというよりも、慎重、軽々に誘いに乗らないと言った方が適切、外来種ごときの軽薄さは持ち合わせていないようです。イワナに徳目を求めるわけではありませんが、日本の美学が彼らにはあると確信いたします。

2010年12月19日日曜日

Animal Therapy

この週末も多くのお客様にご来店いただき、厚くお礼申しあげます。土曜日は終日良好な釣果をご提供できたと思いす。午前中に至っては、放流担当の小生の出番を待つべくもなかったようです。過日ご案内いたしました通りのmenuで放流した後は、種々のマス類が活躍し、得心のいく一日でした。60㎝級のロックトラウトのあでやかさの前で、尺イワナの表現力は遜色なかったようです。地味の中に潜む可憐をご認識いただいのだろうと思います。前者を油絵、後者を墨絵と評価されたお客様がいらっしゃいました、うまい事申されるものです。

日付が変わって日曜日、午前は大型魚を主体とした放流に支えられて、釣ごたえのある個体にご満足の方が多かったようです。午後はその放流が裏目に出た感がありました、大型魚主体であったゆえに匹数が少なく、沈黙の昼間、まさにsilent noonでした。次週へ課題を残した感があります。

医療の現場でアニマル セラピーと言う取組みが、欧米を主に広まっているとの事です。主に犬を使った治療が多いと聞きますが、狩猟民族の末裔である彼らと農耕民族の邦人とは、人と犬の関係の基本的な概念が違うので我が国広く普及するには時間を要すと考えます。しかし当方としては、このセラピーには今さらの感があります。我がWalton gardenには、週に一度釣りをしないと精神の正常な均衡が保てない、とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。「トラウト セラピー」、ご同業各位、来年の流行語大賞をめざしましょう。

2010年12月16日木曜日

聖隷ウォルトン ガーデン

本日は真冬の寒さ、こたつで熱燗が一番、身も心も融けて行くはずです。イワナの塩焼きなぞと気のきいたつまみが添えてあればもつといいし、骨酒なぞを振舞われたら望外の喜び、誰が作るのよと、カミさんのドスのきいた声をよそに万事に理想を求める小生のたわ言は続く。

Trout Hatchery、困ったものです。「問題解決に向けて誠意努力している最中です。」と答弁できる連中がうらやましくあります。小生として当面困っている事は、T.Hatcheryの営業ではなく、その為に用意したマス類のやり所です。他店様へ出荷する群も含めて、当社の蓄用池は大混雑であります。当然行き所を失ったロットは当Walton Gardenに放流される事になります、むしろ廃棄と言った方が適切です。そこでこの週末は、ニジマスに多くを依存しない釣場を看板に掲げたT.Hatchery用の全ての魚群が、乗り間違えてこの池に泳ぎます。2店舗分の放流という事になりますが、売上が2店舗分にならない事はニジマスだって知っています。嗚呼、無情の週末かな。

巷ではクリスマス、どこに行ってもクリスマス、日本人がそんなに敬虔な信者だったとは知りませんでした。クリスマスとはキリストの誕生日、誰でも知っている事ですが文言に問題があります。「救世主イエス」の「降誕」の日と言うべきなのです。この領域の事を書きすぎると、平日に自転車に乗って布教活動をしている連中と同視されるのでやめておきます。ただ、この時期にだけこれでもかとクリスマス ソングが流れる巷に閉口しているだけの釣場オヤジであります。当Walton GardenのBGMは年中アベェ マリアとグレゴリア聖歌、いつもAngel's Voiceであります。

2010年12月14日火曜日

12月15日 2割引券進呈

明日15日は釣場のウッドチップの敷詰め作業を行う為、お客様に釣座のご移動をお願いする事が想定されます。ご迷惑料としてご来店全てのお客様に2割引券を差し上げます、当日でも、後日でもご利用いただけます。今期のオープン直前にしっかりチップを敷詰めた釣場ですが、随所に土が露出してしまいました。大物と格闘なさったお客様の踏んばりと、失望と焦燥を連れだって場内を歩き回られたお客様の痕跡が読み取れます。今回は伐採木のチップを予定しています、森の中の小径を演出できたらいいのですが。

尺イワナ、好調です。昨今のイワナの放流量は当池程度の釣場では異例の量です。隣接する養魚場のE-1という池にまだ800㎏程度残っています。早く空にしなければいけないのに、売れません。このままでは、Walton Gardenの、居酒屋で言う所の「お通し」になってしまいそうです。尺のイワナの何と哀れな事か、その身が尺であるが故に料理店では規格外となり、1匹単価が高い故に他の釣場では敬遠され、小生からも不良在庫と位置付けられ、当池で年始にかけて全て放流される事になりました。悲しからずや、主菜に足りるものが前菜になってしまいました。

2010年12月10日金曜日

ドナルドソン入荷

本日午後、懇意の養殖業者がドナルドソンを持って来てくれました。さっそく明日から放流します。40㎝級の小振りでした、容姿はサクラマスの様。昨年もご好評を賜りました原種に近しいドナルドソンです。詳しくは昨年同時期の本文をお読み下さい。

疾き事風のごとし、本種はよく走ります。昨年はもっと大型でしたが、対岸まで走られた方多数でした。ロックトラウトを目玉に勝負予定の今週末、ドナルドソンという目玉が増えました。サービス過剰の感がありますが、小生の朝食の目玉焼きは卵2個と決まっているのでした。

2010年12月8日水曜日

対岸に走る岩鱒

平日混雑しています、ビクを持参のお客様の来場多数。尺イワナの集客効果は抜群でした。その美味であった事のご報告が多く寄せられましたが、小生は最初から美味と申し上げていました、「おいしいと言っただろう、疑っていたのか?」。本ブログでのご説明が軽視されていた事に少々不機嫌な昨今であります。Catch and Taste、いい事です。この週末も尺イワナは、当養魚場の在庫処分として放流される事になります。レンタルのビクに限りがあります、どうぞご持参くださいますようお願い申し上げます。

週末の放流Menuは、ロックトラウト(60㎝超)、山県産、尺イワナ、銀ザケとなります。最近土曜日が比較的空いています、狙い目だと思います。

尺イワナを筆頭としたこの様な釣果であっても、マス類に食材としてのご興味をお示しにならない方も多くいらっしゃいます。可哀そうだから食べないのか、ゲームの対象としての認識で終わっているのか分かりません、養殖魚としては元気に釣られて、おいしく食べられてこそ本望のはず。
All anglers,all you need is LOVE.であります。

2010年12月1日水曜日

イワナが走るWalton Garden

着水と同時に表層で銀ザケ、その下にブラウン、中層でイワナ、低層でニジマス、楽しめたとのご感想多数。水深のある当池ならではのもの、今期最高の分布状況だと思います、魚群は良好に散っています。小生としても思惑通りの結果となり満足しています。特にイワナの活性が高く、スプーンでの反応がよかったようです。予想外のイワナを片手にキープのために奔走なさるお客様も多くいらっしゃいました。この週末はイワナに重きをおいた放流を考えています。
尺です、尺イワナです、渓流で捕獲するには、人跡未踏の沢に入り込まなくては難しいと考えます。山小屋に前泊し、軟弱な足腰に鞭打って、携帯の圏外表示が孤独感を増幅する中で身の危険を感じ、そして出会えるかどうかの尺イワナです。それをスニーカーで、缶コーヒー片手に、たばこを吸いながら釣れるWalton Gardenは安すぎるではありませんか。

早くも12月、今年こそはと頑張るつもりでしたが、何もできないまま年末。同じあやまちは繰り返さないつもりが、またやってしまって年末。「人間だもの・・」と相田みつお氏はなぐさめてくれますが、企業経営者としては、過去を学習する事なく同じあやまちを繰り返す者は失格なのです。我が身への失望に包まれた年末となりそうです。

2010年11月24日水曜日

銀ザケ放流します

週末はニジマスより多い量の銀ザケを放流します。

各地の淡水の養殖場で育てられた銀ザケ(20~30㎝)は、この時期に三陸沿岸の網イケスに放流され、来春に60㎝強に育ったところを水揚げされます。そして、量販店でお馴染みの銀ザケの切り身として販売されます。その銀ザケの一部を、懇意の同業から横取りして、WaltonとHatcheryに放流するわけです。超新物、ボージョレー何がしとは次元が違います。

業界の話ですが、この銀ザケの発眼卵は北海道東部で若干生産される以外は北米からの輸入卵です。単価は1粒約5円強、ちなみにニジマスは約1円、イワナやヤマメ等は約2円です。この事は、銀ザケがニジマスの5倍の魅力を持っている事を表しているのではありません、ご注意ください。加えて、この価格はあくまでも卵の値段です、ここもご注意ください。

2010年11月22日月曜日

凱旋報告

昨日曜日は大変な混雑で、ご来店のお客様にはご迷惑をおかけいたしました事お詫び申し上げます。

店主といたしましては、ここは勝負、釣らせ所と直感し、多勢に押されない圧倒的な放流量で一機に攻める戦略をとりました。有事における当店の軍事力の高さを知らしめるよき機会と認識し、日曜の全日で放流する予定の魚群を、午前8時に全て放流してしまいました。その後は、養殖池からトラックに積み出して2回放し、事無きを得た感があります。結果は極めて好調、あの人数の過半の方々にご満足いただく事の大変さをご理解いただけたら幸いです。人見知りのイワナは煩悩少なき方に釣られたよう、イワナで一杯というご予定の方が釣り上げる事はなかったようです。

表層にブラウン、その下にレインボー、見事な8色で構成された当池は、主客ともに満足な1日でした。
次の週末はさらに着色し、9色となります。岩手県、岩泉産の銀ザケです、ご期待下さい。

2010年11月18日木曜日

岩魚の骨酒が似合う季節

午後から久しぶりの晴れ、釣果も好調だったようです。

この週末はまたぞろブラウンを放流します。ニジマスと同サイズなのでお間違えになりませんように、rainbowの7色は茶色を含みません。

尺のイワナも放流予定です。このイワナは是が非であっても食していただきたい、当社自慢の生産物で、
7キャラットのイワナであります。料理店へは1尾500円で販売しています。7匹釣れば5時間券相当、Walton Gardenの入場料は安すぎはしませんか?

2010年11月15日月曜日

風土

裏をかかれました。この週末は当店のお客様の多くが新規店に行かれると予想していました。この現象に首をかしげる小生に、紳士淑女いわく「新規店の喧騒、混雑をあえて避けてきた」。さすがに当店のお客様であります、静かなる事に重きを置き、癒しの時空を買う為に代金を払うのだと。Walton Gardenの創業の志し、店名の由来、両者を見失うほど舞いあがっていた小生としては、ただただ恥じ入るばかりでした。以後、軸足のぶれない両店の経営を心掛けようと存じます。

その後、上記のお客様方をレストハウスから傍観していますと、この地には確実に風土なるものがあると確信いたしました。釣人は風、釣場は土であります。今この地においての、この静寂な空間は風によって構成されたもの、土としてはこの風が吹き去って行かぬよう肥沃な土壌をはぐくんで行くべきと感じました。時には北風ごときの方もいらっしゃいますが、こういう風はさっさと吹きぬけてもらいたいものです。

このような、新規店のオープンを知りながらも当店にご来店いただいた方々に、多くの祝辞やプレゼントを賜りました、伏してお礼申し上げます。とりわけ、九州長崎出身の小生の愛すべき焼酎を下さった方がいらっしゃいました。祝杯にと包装をといてみると、鹿児島は日置の逸品「宝山」でありました。新規店の営業が順調に推移し、利益をだせるようにとの温かい思いを込められたメッセージと推察申し上げますが、この週末にあえて当店にご来店いただいたお客様方が小生にとっての「宝」である、「宝の山」は当Walton Gardenにすでにあるのだと深く感銘いたしました。以後、当店は大人の釣場として、多くの方々に愛され続ける釣場運営に傾注して行きたいと思います。

2010年11月10日水曜日

既存店の意地

小生の能力からして2つのブログを書くのは難儀であります。資金余力があるならば、スポークスマンなる人物を雇用したい限りです。

この週末、喧騒の中の新規店を避け当店にご来場ご予定の諸兄、good choiceであります。山形県産、ブラウン、2号店より大きいニジマス、既存店のコケン、全てを放流いたします。浮足立った小生としては、新規店に重きを置かざるを得ない身ゆえに、当店での「釣れないトラブル」を回避するため、普段より多くの放流をせざるを得ません。怒涛の放流となります。その実、内情は来月から搬入されるアユの稚魚のために、早く養殖池を空にしたいという思惑があるのではありますが。

過日、1匹のニジマスにとても癒された、と感慨深く申される初老のお客様がいらっしゃいました。多くをお語りになりませんでしたが、推察申し上げるに諸事ご苦労がおありのようでした。当店と当マス類がこの方に一服の解放感をご提供できたとすれば、身に余る光栄と存じます。ことさらの会議をも持たずしても、生物多様性の妙はこういう所にもあるのだと、思いました。

2010年11月7日日曜日

Tasha Tudor's Garden

本日のWalton Gardenは単独での最終営業日、多くのお客様にご来店賜りまして厚くお礼申しあげます。ブラウン トラウトの放流効果は抜群で、時間帯によってはニジマスよりも釣れていたようです。ブラウンの10倍の量のニジマスを放流した店主としては不本意な結果でした。

来週末は新規店の営業開始、小生もWaltonには不在がちになりそうです。その方がよろしいとのお客様の圧倒的なご意見、これも不本意な話であります。そこで、当Walton gardenは今後カミさんを主軸に展開するのも一案と思っています。本人に打診していませんが、了承を取り付けるのは困難な様です。万が一そうなった場合でも、トラウトをおざなりにハーブへ修身という事になりそうです。目指すはターシャ テューダーの庭という事になるでしょう。

2010年11月4日木曜日

ブラウン トラウト放流します。

この週末は、60㎝超の山形県産に加え、小生にとって思い込みの強いブラウン トラウトを放流します。水質も安定しています、いい週末になりそうです。

「釣れるパターンがつかみにくいので、数が釣れない。」ご来店のお客様の当池のご評価であります。さて、いかがなものか。当店の放流量は近隣他店の比ではなく、確実にマス類は大量に池に残存しています。釣り上げるかどうか、釣人の技量だけがそれを決定します。釣り、すなわち生体とのたわむれにBack SpaceやCLRなるキーは存在しません、画面上のゲームとは全く異質なもので、経験則やマニュアルで解決できない、人知人力が及ばないところある、この事が釣り人を魅了し続けているのだろうと思います。こんな狭小な池ですが、マス類を取り巻く環境は時々刻々と変化します、5分前の正解は過去のものと成り得る場合だってあります。その変化を嗅ぎ取る、鋭敏な本能を持つ釣り人だけが勝者となるはずです。その辺の過程を楽しむ余力のないお客様には、当店への釣行を回避していただく方が無難だと思います。

2010年11月2日火曜日

waltongarden.com/th/

山形県産ニジマスの第二弾入荷しました。2号店用に仕入れたのですが、本池で使ってしまう事になりそうです。最上川沿いの紅葉は今ひとつでした、真室川音頭も虚しく響きそうです。

嘆きの釣池The Trout Hatcheryのオープンは11月13日(土)になりました、決定です。ホームページのアドレスは本タイトルの通りです。

このブログを書いている途中に、柿田川フィッシュ ストーリーのオーナー綾部氏から電話がありました。曰く「うち、やめる事にしたんだ」、ケニアのサファリでキャンプをしながら決断したそうです。氏とは小生の創業時からのお付き合い、万感の思いがあります。お疲れ様でございました。

2010年10月30日土曜日

冬の台風

台風接近中です、かなりの風雨です。本日のご来場者数は2名様、お足もとの悪い中のご来店誠にありがとうございました。開店以来、シーズン中でお客様が0名の日は無い、という記録を更新しました。
記録と言えば、おとといの木曜日、雨でしたが、5時間で200尾超の釣果のお客様がいらっしゃいました。たぶん当池のルアーでの捕獲数の最高記録ではないかと推察します。このお客様は翌金曜日もご来店になりました、2匹目のドジョウはいなかったようです。またのご挑戦お待ち申し上げます。

嘆きの釣池The Trout Hatcheryの工事は、最大の課題を昨日解決し、来週からは淡々と場内整備をする段階に来ました。まさにThe Beatlesの歌う「Yesterday all my troubles seemed so far awy」であります。月曜日は駐車場の区画等を整備する予定ですが、社内外から相当数の台数分を確保するよう進言されまています。しかし、しかしであります、そんなにハヤるわけがない、ハヤっては困るのです。再三申し上げているように、ここは養殖場として成功するべきであった場所。その養殖で成功せずとも、管理釣場としては成功したとなると、小生の経営能力は釣場経営どまりという事になり、資質の高かざるを証明することに等しいのです。小生の心の深淵には、この事への抵抗、わだかまりがあるわけです。釣場なぞというものは、魚しだい、良質な魚が多く釣れれば繁盛します。経営者の力量が問われる事はあまりありません、ここが大きな問題であります。

2010年10月27日水曜日

The Trout Hatchery 嘆きの釣池

突然冬になりました。辻斬りのごとく、前ぶれなしに、冬の感です。久しぶりの青天でご来場者も多かったのですが、当池のマス類のご機嫌は極めて麗しく、店主、釣人ともに得心のいく本日でした。ヒモが切れた風船のような当池の池水も良好な状態に回復しつつあります。しかし、週末は台風の予報、池水が荒れてくれない事を願うばかりです。冬の様気と台風の予報、両者が混在するとは、当店の店主以上にズレています。

2号店The Trout Hatcheryの工事は70%終了ですが、11月3日のオープンは断念しました。雨が多く工事が順延したためです。この副名「嘆きの釣池」の開業の理由は先般ご案内いたしました。大幅な赤字続きの養殖場の継続稼働を断念し、水と池があるから釣池にしたという短絡的な理由であります。本来であれば、マス類の種苗生産を軸に当社の第3の魚類生産基地として、その雄姿をたたえているはずでした。本来の事業計画の目的が成就せず、その過半が取り壊されて釣堀へと豹変していきました。トラウト フィッシングのご愛好家には恐縮ですが、小生の本来の仕事である養殖業の立場で見ると、釣堀経営は極めて軟弱な事業と映ります。硬派的なな一次産業と比較して、サービス業に近しい釣堀が軟派的に見えてしまうのです。工事の進捗と小生の落胆が比例しながらの最終工事になりそうです。

と言いながら、この週末にご来店のお客様にThe Trout Hatcheryの割引券を差し上げます。くじ引きで10~50%offの券を差し上げるのだと、愚妻が申しておりました。

2010年10月24日日曜日

魑魅魍魎の跋扈する池

昨日来の急激な気温の低下で少々ターンオーバーぎみ、濁っています。昨年までの当池であれば確実に営業停止の状態になるところでしたが、今期は排水の構造を改良した効果で、少々の濁り程度で下げ止まっています。お客様のなかにもこの点を鋭くご指摘の方がいらした事には驚きました。

ところで本日、他に抜きん出た釣果をあげられたお客様より次のご評価を賜りました。
「釣の雑誌等で紹介されている、エリアの一般的な攻略法がここWalton Gardenでは全く通用しない。釣人の高い思考が要求される、この事が釣を難しくしていると同時におもしろくもしている。」
このご評価の営業上の功罪は別として、元来ヘンクツの小生としてはありがたきご評価と感銘しています。
かくなる本日は夕方まで混雑、予備の魚群まで放流してしまいました。最良ではないコンディションの中でそこそこの釣果をご提供できたのは5回の放流と、試行考察に優れたお客様の高い釣技に起因するものと思います。

今期の排水構造の改修で釣池の水質管理は万全と思っていましたが、いとも簡単に濁ってしまいました。こんな小さな池ですが、この小宇宙を管理しきれない、放流した魚群がどこに行ったかわからない、マス類の活性が最高点に達し釣人の興奮が沸騰するべき時刻に本降りの雨、本日の当池には釣を好まないチミモウリョウがバッコしていたようです。

2010年10月22日金曜日

武家を嫌って・・・

日中は低層、日没後に表層とお決まりの1日、ご来場者が多かったので2回放流しました。夕方以後はヒンヤリ、この時期本来の気温でしょう。水車の水流を抑制しました、池水は少々濁っています。

2号店The Trout Hatcheryは池本体の造成が終了しました。後は細かい作業になります。
採算の取れない養殖場を釣堀にせざるを得ない、養殖を業とするものにとっての切なさが、秋風と共に身にしみます。今夜は熱燗だ。

2010年10月17日日曜日

好調のきざしあり

起死回生の1打、七転八倒の末に放ったその1打は、昨日までの阿鼻叫喚を打破する痛快な1打でありまた、本日の放流の事です。右手に山形県産、左手に千葉県産のお客様多数、そのお客様の笑みをもたずして小生を癒すものはない、と実感。来週の釣果は明日以後の当ブログの行間をお読みください。

2号店 The Trout Hatcheryの工事は30%終了ですが、新規店に振り回されない既存店であり続けるためにThe Walton's Gardenは大型ニジマスに加え、魚種も増やしていく予定です。ご期待下さい。

2010年10月16日土曜日

釣らせる事は釣る事より困難なり

土曜日にしてはお客様も少なく静かな日でした。今期の当池は、前期と比較して透明度が高い事はすでにご案内いたしました。この事が原因で魚群が沖に逃避し、その結果安易に釣れない現象となり、これがご来場者数に反映しているのだと思います。釣池の水を前期のように濁った状態に戻すと、簡単に釣れるようになると思います。しかし小生としてその刹那的な手法は好みません、この状態で今期は営業します。対策としては放流量をもっと増加し、生息密度を高くする以外にないと考えています。明日は常時の1.5倍量を放流します。山形県産50㎝超も100尾程度予定しています。

夕方は釣れています、かなりいい状態と思われます。

2010年10月15日金曜日

凶作?

先週末来放流いたしました山形県産の大型ニジマスは、やっと本来の馬力を取り戻したようです。到着直後の放流群はいとも安直に取り込まれ、コメと同じく本年の同県産は不作と危惧しました。しかし一週間を経てだいぶ当地の水温に慣れ、当釣池をジュウリンしている感があります。この週末も追加して放流予定です。

Walton GardenⅡ(仮称)の工事は20%終了です。
店名を「The Trout Hatchery」としました、トラウト ハッチェリーと読み、マス類の孵化場という意味です。当社の孵化場の跡地に建設したのでそうなりました、極めて短絡的なネーミングです。略してトラハチです。

2010年10月10日日曜日

傾向と対策

本日は午後からのご来店が多く、夕方にもかかわらず多くのお客様がいらっしゃいます。その為かマス類のライズも心なしか控え目の感です。5回の放流は虚しく空砲に終わりました。
待望の山形県産Over The Rainbowはご機嫌うるわしからず、午後から25尾を放流しましたが確認できた捕獲数は1尾。山紫水明なる事のみを知る彼らには、過酷な環境なのか、明日以後の経緯をみて判断すべところです。

傾向1、今期の当池は低層水を常時排水するように改造しました。その結果直接的な目的は成就され、水質は極めて良好に保たれています。しかしながらその良好な水質に起因してマス類が広く、深く拡散する傾向にあります。どの層でも釣れますが、連続して釣れる事はまれなようです。

傾向2、前記低層水の排水口は池中央の最深部にあります。常時大量の排水をしているので、吸引力により大きな渦がその周辺にあると思われます。実際ラインやルアーが吸い込まれそうになったとお客様のご指摘。この渦の中に魚群はあるようです。

対策、皆無。お客様の高い技術にゆだねるしか手はありません。明日も千葉県産、山形県産ともに放流予定です。ここは俺の出番だとおっしゃるお客様のご来店をお待ち申し上げます。

2010年10月7日木曜日

驚愕の山形県産ニジマス放流します

お客様の熱きリクエストにお答えして、この連休にあの山形県産スーパーレインボーを放流します。詳細は昨年の同ブログをご参照いただくとして、今回も怒涛の60㎝級です。最大個体4㎏と現地より連絡あり、明晩当地へ到着します。山形は鳥海山の中腹、月光川の源流部、通年7℃の湧水で育ちました。ヒットしても体高のある魚体の動かざる事に、始めて遭遇するお客様は驚愕なさる事間違いありません。

幽谷の地で育まれた彼らは美しき山河しか知りません、けがれ多き都市部に連れて来られるには清純すぎます。いささかのタメライを感じながらの放流となります。

Walton GardenⅡの工事は10%終了です。

2010年10月1日金曜日

複雑なる心境

またぞろ週末がやって来ます。本日の夕刻の様子ではまずまずだと思います。

今週は他店様へのニジマスの納品で多忙でした。日量1㌧強の出荷はかなり過酷で、私共の機動力の限界を超えていました。ともあれ無事終了、後は納品先で元気に釣られて、先様にご満足いただける事を祈るのみ。他店様のご隆盛と当店の繁盛、いづれに重きを持つか複雑な心境ではあります。

鳥害には猛禽類、なかでも夜目の効くフクロウが有効的とのアドバイスを受けた事があります。はたして木彫りのそれで通用しますかどうか。

2010年9月29日水曜日

陰と陽

雨の昨日は絶好調、青天の本日は朝だけの感。今週末の予報は曇り、という事は? 直近の曇天の日の夕方の釣果を見ていますと、曇りゆえにメリハリのない日没となり、盛り上がりに欠けていました。何事もメリハリは肝要、陰と陽は不可欠なことです。

今週末は各釣場様が続々とオープンいたします。当方としても負けられないところで原価割れの放流を予定していますが、新装開店初日のご同業に対抗するには負があります。その代わりと言う訳ではありませんが、レストハウス入口に一対のフクロウを飾りました。チェーンソー アートの若手第一人者、栗田広行さんの作品です。小生の希望でそれぞれのフクロウの表情に変化を付けてもらいました。高い方の丸太のフクロウには笑みを、よく釣れたお客様の喜びを表現しています。低い方の丸太のそれには悲しみを、釣れなかったお客様の落胆を表現しています。奇しくもこれもまた陰と陽ですね。

この週末ご来店のお客様、お帰りにこのフクロウたちを撫でてお帰り下さい、いい事があると思います。釣れた方は悲しみのフクロウを、他人の傷みがわかる紳士淑女になれますように。釣れなかった方は喜びのフクロウを、明るい将来は必ずあるとの希望を持ってもらうために。

Walton GardenⅡ(仮称)の工事は3%終了です。

2010年9月25日土曜日

弱腰はNo!

午前の荒天と打って変わって午後から快晴、ぞろぞろとご来店、誠にありがたく存じます。

マス類の活性は急上昇中です。沖のイカダもさっそく大活躍の様でした。想定された事ですが、その位置につきましては様々なご意見を伺いましたので、ご参考にさせていただきながら調整していきたいと考えています。

水温が18~20℃と安定してきましたので、大量放流する事にタメライはありません。明日からいきます。及び腰にはならない、弱腰にはならない、某国の外交の態はさらさない、のであります。

2010年9月24日金曜日

沖の鳥島

足早に秋になりました。昨夕の雨から水温が下がり始め、現在18℃、マス類の活性が回復している事が水面で確認できます。当池本来の釣果をご提供できる状態にあります。

マス類の拡散を目的にイカダを浮かべてみました。小さな浮島にしたかったのですが、2号店の工事等で多忙なため丸太でがまん、本日午後から半日で作成しました。さっそくサギが1羽舞い降りていました。

孤島も当イカダのように自在に移動できる事が叶うなら、尖閣諸島を取り巻く問題等も起きなかろうと愚かな事を考えながらの作業でした。

2010年9月22日水曜日

名月が見えない

本日も暑かったですね、大忙しの自販機も明日からは出番が減りそうです。首にタオルを下げたお客様を多数お見かけいたしましたが、今期の開店以来この暑さに加え、あぶら汗、冷や汗とご迷惑をおかけした事をお詫び申し上げます。今夜から降りだす雨を堺に一機に秋めいてくると、責任感の無さそうな気象予報士がケイケイに断言していました。

「明日からは釣れますよね」とのお電話が本日は多数ありました。そうあって欲しい事の裏付けを当方にお求めの感がありますが、当方としても同じ質問をお返ししてご返答としました。お客様と釣堀、理由は違っても目的は同じのようです。よい釣果と高い利益、これは確実に共存するものと確信いたしております。明日は雨のようですが予定量を放流します。

2010年9月20日月曜日

「母さん、僕のあの虹鱒、どうしたんでせうね」

釣池の水温は23℃、注水管付近は19℃。この水温が物語るのは、今年の異常気象を読み違えた店主と、トラウト フィッシングを待ち望まれた釣人の失望。秋分の日以後は秋めいてくると、これもまた読み違えの多い天気予報、気が重い9月です。

今年の11月初旬にWalton GardenⅡ(仮称)をオープンさせます。場所は当池から車で10分、現在工事中です。

2010年9月19日日曜日

無題

初陣も躍動もヘッタクレも、何もない、終始大きな静寂に包まれた当池でした。

午前中に約1,000尾を放流しましたが、効果は皆無。日中に水温が上昇してから放流しても効果的でないと判断、明日の分は今夜放流します。何事も秘策は夜陰に乗じて講ずるが一番と考えました。

主よ、傷つきしマス類を癒したまえ、罪深き釣堀を許したまえ。明日は釣れますように。

2010年9月18日土曜日

♪新しい朝が来た、希望の朝だ♪

初日の本日、まさに希望の朝でした。NHKのラジオ体操が放送される時間帯は入れ食い、ふと上記の歌を口ずさんでしまいました。しかし朝だけ、日中はきびしかった感がありますが、早朝からご来店のお客様にはそれを補って余りある釣果をご提供できたと安堵しています。

本日のオープン初日の為に初期放流した総量は、例年の6割程度に抑えていました。明日以後にご来店のお客様にも初陣のマス類の躍動をご実感賜りたく、明日、明後日と分散した放流を加えて例年と同量にします。開店初日のパチンコ屋さんの様相はあまり好みません。

本日デビューのニジマスは、当釣堀に隣接した私共の養殖場で生産したものです。サイズは30㎝そこそこですが、体高のある魚体が発するトルクは強烈とお客様のご評価を賜りました。本年1月初旬に孵化した群の中で、約9カ月の短期でこのサイズに成長した成長の早い群を選別してご提供いたしました。採卵は長野県で、発眼した状態で導入しました。

2010年9月17日金曜日

「秋の日の、ギオロンの、ため息の」ヴェルレーヌ

明日の開店を前に、ドタンバまでドタバタ、毎年の事ですが。

明日から小生にとって、またストレスの多い日々が続きます。放流をしても釣れない時、壮絶な虚無感におそわれます。それを思うと「ため息」が出てしまいます。今期はこういう内外の圧力に対する耐性を強化する必要があります。さっそく明日から、釣果につきましては馬耳東風の店主として再出発です。

申し遅れました、James Pondは当分お休みです。ご愛好家の諸兄にはお詫び申し上げます。

2010年9月16日木曜日

「さらば、夏の光よ。」 ボードレール

猛烈な暑さの夏もやっと過ぎ去って行く気配です。恒温動物である人類の代謝能力の限界を超えた気温でした。思えば、五月の連休以後の水温が上昇した当池のマス類は、高水温のなかで苦悶の日々を送っていたのでしょう。次期はは少し前倒しで夏季休業に入ろうと考えた夏でした。

ともあれ、晩夏を飛び越して初秋の様気のこの週末、オープンいたします。早々とメインポンドに相当量のニジマスを放流しました。サイズは並からスタートさせていただきすが、パーマークの美しいヤマメもご提供いたします。

施設は前期と比較してあまり変化はありませんが、ポンドの水を全部排水し、常時底水を排出できるように改造しました。汚濁度の高い低層水を任意に排出することが可能になったので、池水管理が徹底でき、表層から低層まで広くマス類が分布する傾向になると思います。お客様にはレンジの絞り込みがむずかしくなる難点が考えられますが、ご容赦賜りたい。

諸兄のつつがなきを確信し、ご来店お待ち申し上げます。

2010年6月23日水曜日

6月30日まで営業

7月1日より夏季休業とします。9月中旬の再開を予定しています、どうぞ皆様お元気で。

2010年6月12日土曜日

夏岩魚

まだまだ釣れます。朝から熱い本日ですが、九時半の放流後は入れ食いに。水温こそ高いのですが水質は良好、夏季休業の予定は今のところ未定です。ご来場者が少ないので、営業収支は赤字での継続ですが、魚の在庫はいっぱいあるし、まあいいかといったところです。

管理釣場が冬に活況となるのは釣人の事情による所が多くあります。本来初夏のこの時期にマス類の活性は高くなります。歳時記によりますとイワナの季語は夏とあります。古人もよく知っていました。昆虫等の食物が豊富なこの時期、繁殖の秋を控えて猛烈な食欲になります。
河川の水温も最適な時期である事も大きな要因です。魚類にとって適応生息水温の範囲内であれば、高ければ高いほど活性が上がります。平野部の管理釣場では水温が上記水温の上限を超えてしまうので、釣れなくなってしまうのです。今の当池の水温はその上限付近を行ったり来たりしている感じがします。その他に濁度と溶存酸素にかかる要因もあるのですが、それは後日。

アユ商戦まっただ中の小生であります。アユ釣り解禁を迎え、各地の河川に放流した当方産のアユの稚魚が、順調に成長したかどうか試される時期であります。これこそ釣れなかったら稚魚のせいになります。関係者は生息河川の水質環境等の是非は加味しません。放流稚魚が悪いから我が河川にアユがいないのだという結論に直結するわけです。

思えば、秋から春のウォルトンガーデンのマス類の放流、春から夏のアユ稚魚の放流と終始「放流」に追い回されているような気がします。1日たりともこの言葉を耳にしなかった日は無かったような。小生も放流されて何処かへ流されて行きたいと思います。

2010年5月29日土曜日

快適水温

もう6月も近いのにこの涼しさ、早朝は寒いくらいでした。当然当池のマス類の活動は活発、お客様も饒舌、極めて良き日になりました。放流直後はレストハウス前で入れ食いの方もいらっしゃったようです。またぞろ夏季休業のタイミングをはずしたようで、散り際の美学も何のその、しばらく営業する事になりそうです。

2010年5月22日土曜日

営業継続

営業を継続します。試験放流の結論、六月の梅雨の状況で再度判断する事にしました。放流の効果は顕著でありましたが、冬季の倍量が必要だと思われ、当方としては原価の上昇を伴う事になりますが、もう少し営業する事にします。

James Pondは極めて良好、小生の思惑通り。かなりの出来だと存じます。

2010年5月21日金曜日

試験放流

そろそろ夏季休業の時期を検討すべき時になりました。最近の釣果の傾向としては、晴れた日は朝夕だけ、放流効果も顕著ではありません。曇りや小雨の日はそこそこ、この時期の当地としてはまずまずと思われます。そこでこの週末、小型魚を主体に相当量を放流し、その結果をみてCLOSEの日を決定しようと思います。

James Pondは、この池のために蓄用していたブラウンやブルック等を土曜日に全量放流し、ニジマスも合わせて放流しようと考えています。狭小なこの池は水温も上がらずニジマスであれば十分釣れます、日中にご来店予定のお客様はぜひお試しください。

2010年5月8日土曜日

予知不能

大噴火の予想ははずれ。連休明けで、雨の後で、釣れる事を確信なさってのご来店が多かったようです。朝はまずまず、日中悶絶、気温が下がった夕方に少々上向き、当方とお客様の期待に女神は微笑した程度で本日終了。

地震予知でも誤報は良くある事、平にご容赦いただきたい。

2010年5月7日金曜日

光と影

この連休には多くのお客様にご来店賜りお礼申し上げます。期間中は初夏の陽気で、釣果につきましては人為的な努力の限界を超え、ご期待に沿えなかった点がございましたので深くお詫び申し上げます。

この7日間の、ご来場者数はのべ528名様、放流量は大型魚が1,000㎏(約1,000尾)、小型魚が2,500㎏(約8,250尾)となります。お客様お1人当たりの放流量は、単純に計算して大型が1.6尾、小型が15.6尾となります。この数字が多いか少ないかのご判断は各位に委ねますが、上記明細より釣れなかった方と当方は原価割れです。以上の方は十分モトをお取りになったとお考えください。世の中では陽があるから陰がある、という事でしょう。

少しでも水温が下がればと期待していた今日の雨、小雨に終わりそうです。この週末の気温が平年並みであれば、連休の大量放流群が大爆発すると予想されます、ウォルトン湖大噴火となります事を願っています。

2010年5月4日火曜日

ウォルトン ブルース

当方にとっても、お客様にとりましても、過酷な1日でございました。本日の放流量は400㎏、異例の放流量ですが決定打にならず、メンツ丸つぶれの日です。ベトナムやアフガニスタンでもあったように、兵力は数で左右されないという事でしょうか。ともあれマス類に落ち度はなく、小生としても「兵を語らず」の心境です。

日頃から管理釣場はバイキングスタイルの食事に似ていると思っていました。料理の提供者はその日の客数に応じた質と量の料理を一括して用意しておきます。当然客の食欲、嗜好等で客間の摂取量は変動しますが、提供者はこの事に配慮はしません。多品のメニューを用意してある、食べるか否かは客の選択だと考えているからです。釣場も同じ、入場者数に応じた量を放流してその義務を終えます。入場者は池に魚がいるという事を担保されているので料金を支払います。しかしバイキングと同じく入場者間の漁獲量は変動します。ここまでは両者は酷似しています。

決定的に違うのは、「釣れない!」と言われた時の対応です。前者は「お口に召しませんでしたか」くらいの応対で足りますが、後者はそれでは済みません。ここが、この点が、釣場経営の苦悩の源泉であります。上記の状態でもそれなりに釣っていらっしゃるお客様がいらした事は救いでした。

今日の仕事はつらかった、後は焼酎をあおるだけ♪

2010年5月3日月曜日

アヴェ マリアを聞きながら

連休も終盤、管理釣場にとっては正念場です。いづこも平素より多い来場者でマス類はスレまくっているはずです。ここでお客様にご満足いただく釣果をご提供できるかどうか、その釣場の実力が試されます。あえて試練と受け止め、マス類生産者のメンツにかけても、ここは勝負所と認識しています。ご期待いただいて結構だと存じます。

この連休、なるべく多くの時間を釣場に割くようにしました。お客様の様々なご意見をお聞かせいただきました。水車の位置につきまして水産工学を、マス類の活性につきましては魚類生理学を、放流魚種につきましては魚類分類学を、死亡魚につきましては魚類病理学を、ご教授いただきました。小生としては、その内容よりも、ご好意としてのご意見をいただいたと認識し感謝しています。

いささか疲弊いたしましたので、レストハウスにBGMを流すようにしました。今週の選曲は賛美歌にしました。特段宗教上の理由はございませんし、釣場のオヤジの趣向を押しつける意図もございませんが、このAngel's Voice、なぜか癒されます。癒されてばかりでは困りますが、連休後にまた過酷な日々に戻られる諸兄に幸多からん事を願いつつ、アヴェ マリア。

2010年5月2日日曜日

青天のアツレキ

早朝4、5時代は表層で入れ食い、8時過ぎからは五月晴れを通り越して初夏の陽気、雲ひとつない日照りと相まって日中の釣果はあまりよろしくなかつたようです。この混雑とこの陽気の中、日中にそこそこ踏みとどまれたのは大量放流の下支えによるものと、管理釣場側としては弁解いたします。

この早朝の受付は無人、加えてお帰りの清算時も電話で私共を呼び出していただく、さらにカップ麺は無人販売、極めてオウチャクであるとのご意見もありますが、ウォルトン的リベラリズムとご理解ください。レギュレーションやお持ち帰り制限も極めて大まかにやっています。全てをお客様のご品格にゆだねながらの営業です。

連休はまだ続きます。日間放流量を増やしながらの営業となります。

2010年5月1日土曜日

長距離ランナーの孤独

文字通り五月晴れ、湿度も低くお天気に関しましては快適な1日でした。相も変わらず早朝は抜群、日中並の感じです。

本日はお1人で1日券でのご入場のお客様が多かったのですが、たいして混雑もしなかったのでゆっくりとお楽しみいただけたのではないかと存じます。ゆったりとした1日の中で、釣り以外の様々な事にも思いを馳せながら、Walton Gardenをご堪能いただけたのであれば幸いです。仕事や家庭と多々ストレスが多いであろう諸兄の、癒しの場であり続ける事を命題にしています。

2010年4月30日金曜日

経時劣化

休み前の卸売市場へのアユの出荷と、月末と、モロモロが重なって七転八倒の小生とは違って優雅な七連休の諸兄のご来店が多くございました。心配した水温上昇による弊害は事無きを得、まずまずの釣果だったようです。当池のマス類がこのブログを読むべくはありませんが、一極集中はやや緩和されました。

今日で四月も終わり、随所でお見受けした初々しい新人諸君もだいぶ社会になじんできた事でしょう。放流直後の新マス類も自由の身になったと勘違いし、はしゃぎすぎてシャバの厳しさを実感することになります。その結果として稚拙な釣技に反応しないスレたマス類になって行きます。
発眼卵の時から飼育していた小生としては、彼らが釣人をホンロウする姿に驚くことがあります。何年ぶりかに出会ったウブだったはずの初恋のミヨちゃんが、クラブのやり手ババアに豹変していた、という感じです。

2010年4月29日木曜日

移動性高血圧

連休初日の本日、ご来場者数は平日なみ、まして昼からは強風、血圧が上がる要因ばかりでした。お客さまには笑みならぬ苦笑いがお見受けられたように思います。

釣果は早朝に集中。午前4時代からご入場のお客様は入れ食いだったそうです。当所の開業時刻の「日の出」は概念的なもので、銚子気象台の発表するそれとは違います。薄暗い4時でも夜明けと解釈なさるお客様はどうぞご入場ください。必ず釣れます。それにしても一極集中は好ましくありませんね、釣果も米軍基地も分散してくれないと困ります。

午後の強風は想定外、特にフライのお客様にはお気の毒、そのリーダーは風に舞い思う所にキャストできないご様子でした。我が国のリーダーも風に舞っておられるご様子ですが。

2010年4月28日水曜日

侍は笑わない

本日は本降りの雨、旧里美村にある当社の養魚場も泥水が流入、マス類の鰓はダメージを受けたはずです。でもこのような過酷な飼育環境で飼育したマス類は、夏の高水温や冬の低水温、そして濁り等を経験しているので販売先の釣場の多様な環境にも対応できて有利に販売できます。何事も経験を積み上げて行く事は重要なのですね。

唐突ですが、釣場を傍観していますと笑っている方が少ない事に気付きます。楽しいはずの余暇の時間なのに笑みがない、真剣に釣っているからなのか、楽しくないからなのか、何ぞ失礼でもあったのではないか、いろいろ考えてしまいます。そこでこの連休は「お客様に笑みを」を秘めたる目標と決め、その手法を検討いたしましたが、やはり放流に尽きる、魚群を濃くし釣りやすくする、これ以外にはないと毎度の結論に達しました。よく釣れてお客様は満面の笑み⇒リピート率が上がる⇒小生もほくそ笑む、という構図が望ましいと考えます。

1度釣り上げられて瀕死の重傷を負ったアルビノ一匹を、リハビリを終え体力が回復したので明日再度放流します。釣った方は優しくお取り扱いいただくとともに、経験を積み上げていけないこの個体を哀れんでください。

2010年4月27日火曜日

風林火山

いよいよ大型連休の始まりです。トラウトのトップシーズンは過ぎたとは言えまだまだ行きます。怒涛の放流を予定していますのでご期待下さい。29日~5日の間、復刻版ドナルドソンだけでも1㌧を予定しています。

このドナルドソンはヒットするととんでもないスピードで走ります。その疾き事は風の如くであります。

James Pondはブラウン、ブルック、ヤマメは当然ですが、今回はイワナを大量に放流します。しかし日中の彼らは物陰に息をひそめてじっとする傾向があります。その静かなる事は林の如くであります。

当池特有の鼻が曲がった婚姻色の強い60㎝級のマスも放流します。体高と全長の比率が1:4の魚体から発揮されるそのトルクは横綱級、足元まで引き寄せても安易には取り込めません、その動かざる事は山の如くであります。

上記のつわもの達を、火の如くの侵略にて攻略して頂きたいと希望しています。

2010年4月25日日曜日

落陽

久しぶりの好天で、多くのお客様にご来店を賜り厚くお礼申しあげます。大型魚を主体とした放流は大型魚につきましては良好でしたが匹数がのびず、総じて盛り上がりに欠けたように思われます。お客様からもこの旨のご指摘が多かったように思います。

お客様に対しまして大変失礼ですが、「♪わがままは釣人の罪、それを許さないのは釣場の罪♪」といった感じで、罪深き両者をよそに日曜の陽は暮れて行きます。

2010年4月9日金曜日

鵜の目、鷹の目

アユ養殖の繁忙期を迎え極めて多忙な毎日です、このコラムもすっかりご無沙汰してしまいました。小生の知的能力に余力がない事が原因と思われます。深くお詫び申し上げます。

養殖池や釣り池と水面ばかり見ている日々ですが、ふと見回すとサクラが満開になっていました。お花見に行かれた諸兄も多いと存じますが、このサクラの魅力はなんと言ってもその散りギワの美学にあると思います。日本人がもっとも好むいさぎよさを象徴する花なのですね。この美学はアユにも言えるところがあります、一年でその一生を終えるはかなさを古人たちもいつくしんでいたようです。植物や魚類でさえも持っている不変の価値観が我々人類にエリを正させてくれる事になるといいと思います。こりずに離合集散を繰り返す政治家殿もサクラとアユに学んで欲しいとも思います。

James Pondは完全に復調しました、透明度は抜群です。水清くして魚住まずと言う事にはなりませんので是非お試し下さい、週末は復活際として1日2回の放流を予定しています。
大好評のドナルドソンはこの週末も放流予定です。


鵜はこりていません、すきあらばと身構えて飛来して来ます。また高給取りの鷹にすがる事になりそうです。この鵜には「1羽当たりの懸賞金として当Walton Gardenの金券3万円をご提供」というのはいかがな案でしょうか。

2010年3月26日金曜日

こんな日に来ないなんて

原因は不明ですが今日は釣れていました。釣場側が発する「釣れた」と言うメッセージはあながち信用できるものではありませんが、本日は当方もビックリ。5時間で3ケタ超えのお客様続出で、放流をしたのかとご質問の方まで現われました。放流しなくてもこの結果、嬉しくもありむなしくもある複雑な心境であります。
あくまで本日の釣果でございます、明日はどうなります事か。

2010年3月25日木曜日

開戦前夜

こりない連中が飛来しています、川鵜です。先日に天敵の威嚇を受けておとなしくなったのもつかの間、1羽あたり8時間券相当量を捕食して去って行きます。餌は別途与えるから釣池には触れないでほしいと願っていますが、彼らとは虚心坦懐に話ができそうもありません。話合いか武力か、某国の外交と基本的に同じです。話合いで解決できない以上武力しか方法はありません、川鵜たちよ、今度はミネ打ちでは済ませない、空砲では済まない、この池のマス類に平和を取り戻すまで戦う、お前たちにはウォルトンガーデンを陥落させない!

で、現マス類は少々腰が引けて闘争能力にやや欠けていますので、土曜日から満身に気合の入った群を送り込みます。メニューは先週と同じ、60㎝級も含みます。色づけとしてヤマメ、ブラウン、ブルックも添えておきます。

2010年3月21日日曜日

Gone with the Wind

午前5時半、未明から吹き荒れる暴風のなかで、一人で釣っているお客様がいらっしゃいました。孤高の釣人の後姿には人を寄せ付けない雰囲気があり、まれに見る個性の持ち主と推察申し上げました。

それにしても、すさまじい風でした。この風と共に去りぬいた物は、釣池の水車のカバー、養魚場の飼料倉庫の屋根、稚魚池のビニールハウス、そして連休中日の売上。
明日はおだやかなお天気だそうで、ご家庭奉仕を終えられた諸兄のご来店が予想されます。メインポンドの尺ヤマメ、銀色のドナともどもお待ち申し上げます。

2010年3月17日水曜日

♪ドナドナドナ、ドーナ♪

先週末に放流したドナルドソンはよく働いてくれます。引き続きこの連休も放流します。

James Pondは釣果に問題はないのですが、透明度が回復しないので人気急落です。連休用に多魚種を用意していますのでお試しください。今回はこれらをメインポンドにも放流します。

メインポンドの連休の放流内訳
銀色のドナルドソン   30%
婚姻色の大型ニジマス  30%
約30㎝の小型ニジマス 30%
ニジマス以外のマス類  10% (ブラウン、ブルック、ヤマメ他)

2010年3月12日金曜日

必殺の用心棒

鵜の被害に最近悩まされていました。その数が増える傾向にあり何らかの対策を立てる必要と考えていました。以前は釣池上空にラインを張ったりしましたが、釣りを阻害する要因となったり、鵜がラインを回避する事を学習してしまったりで有効ではありませんでした。しかし鵜は確実に毎日来る、かなりの量を捕食している、釣りあぐむ釣人をあざ笑うかのようにいとも簡単に咥えて浮上してくる、耐えがたき心痛でした。そこで今年は徹底的にヤツらを撃退すると決意し、強力な助っ人に来てもらう事にしました。そして、本日早朝その助っ人はやって来ました。

まだ夜も明けやまぬ4時、2人の男のシルエットだけが釣池のふちにかすんで見えた。そして、その男たちの左腕には、まさしく、鷹だ。2人の鷹匠がピンと張りつめた空気の中で空を注視していた、それぞれの鷹も自らに与えられた使命を嗅ぎとっているのか眼光鋭く小生をにらんだ。

長くなりそうなので結果だけお伝えします。鵜はいつもと違う場の雰囲気を悟ったのか大群は飛来しませんでした。今後どうなります事やら。

明日放流するドナルド鱒や、James Pondのマス類は絶対に守り抜く決意であります。鵜よ、かかっていらっしゃい。

2010年3月11日木曜日

ドナルドソンを放流します

開業以来多くのお客様に「ドナルドソンは放流しないのか」とのご質問をお受けいたします。はたしてどれだけの釣人にこの魚の事を正確にご認識いただいているのか疑問なので、今週末にその見本となるような個体群を放流いたします。ドナルドソンはワシントン州立大学のDr.ドナルドソンが、色々な特色を持ったニジマスを固定化させた研究の産物で、一般的に氏の名前をとってそう呼ばれています。通常のニジマスは年に1回成熟しますが、氏はその成熟に特色のある次の3種類の系統を作出しました。
A. 年に2回成熟する系統。
B. 2年に3回成熟する系統。
C. 3歳魚でも成熟しない系統。

これらはいづれも約40年前に日本に輸入されましたが、A.とB.の系統は利用価値が少なく消滅してしまいました。多頻度成熟の個体から採卵した卵は粒径が小さく、孵化率等が低かった事が原因と考えられています。最後のC.の系統はいわゆるオクテで、摂取したカロリーを全て増肉に費やす事により通常より早く大型になりやすい特徴があります。この系統が釣人が言う所のドナルドソンであります。あくまで系統なのでニジマスである事に変わりはなく、長身の両親から長身の子供が生まれる可能性が高い事と同じです。しかし輸入当時から雑化が進み、当時の面影を持つ本系統は少なくなっていると言われています。

今回ご提供するドナルドソンはその純な系統から逸脱することなく繁殖されてきた群で、体長は40~50㎝程度ですが、うすいグリーンの体表にスティールヘッドと見まごう銀鱗でおおわれた魚体がまぶしく光っています。この見かけの特徴はドナルドソンである事ではなく、当時北米に生息していた原種の野性味を色濃く残しているからだろうと考えています。門外不出の逸品であります。

2010年3月6日土曜日

晴釣雨読

昼頃から本降りの雨、数名のお客様が大物と格闘、握中に収めた人も収めなかった人も、お疲れ様でございます。こんな日はお宅でのんびりなさるのが一番と存じますが。

2010年3月4日木曜日

やまない雨はないと言うけれど

すっきりしないお天気が続く毎日ですが、蓄用池の大型ニジマスはのんびりペレットを食べています。お客様が少ないのでなかなか出番が来ません。この週末のお天気もあまりよろしくないようで。

以前にも申し上げましたが、動物の行動は環境によって拘束され、本能によって保障されています。マス類と釣り人には、開放されて本能が発揮できる好天の日が待ち望まれます。当然ながら小生の経営者としての本能も満たされる事にもなります。

2010年2月28日日曜日

なごり雪

夜半から降りだした雨は、昼前から季節外れの雪へと変わりました。「放流を待つ君の横で僕は時計を気にしてる」といった感じの館内です。釣らない事のストレスに耐えきれないお客様多数ご来店、荒天にしては釣果はまずまずです。

明日は3月1日、早春の風物詩のひとつ渓流釣りが解禁になります。放流されたヤマメたちは元気に活躍してくれる事でしょう。自然に身をゆだねながらの清流への釣行は、管理釣場とは違った魅力があるはずです。当James Pondのヤマメたちも清流へ放流された方が幸せだったのかもしれませんが、行きつく運命は同じことになるのでしょう。

2010年2月25日木曜日

知恵の悲しみ

先週末の大型魚放流が大好評だったので、今週末もほぼ同じメニューでいきます。メインポンドの放流に3割程度の中型魚を混ぜます。先週のお客様に、大型もいいけど数も釣りたい由のご意見がありました事が理由です。

James Pondも同じメニューです。
今週この池で大型のブルックトラウトを確認していただいたお客様には、従前のマス類ではご満足いただけない状態になっていると思います。哲学で言う「知恵の悲しみ」というやつで、いままで素晴らしいと思っていた事が、より素晴らしい事を知ることによって色あせていくサマを言います。人生においてよくある事です。

きれいな水の池で釣りたい、大きい魚が釣りたい、ニジマス以外のイロモノが釣りたい、そしてこれらをたくさん釣りたい、釣り人の煩悩のタケに背伸びしてついて行く事が限界に近づいています。
しかし諸兄、Final Weapon(最終兵器)は温存してあります。

2010年2月17日水曜日

大は小をかねない

この週末は大型魚だけを放流します。2月も残りあとわずか、3月には渓流等が解禁となり管理釣場のトップシーズンも終盤です。ここで奮起一発、今期のご愛顧を込めて、今後自然水域に釣りに行かれる方にやっぱり管釣りの方がよかったとお思いいただく打算も込めて、すべて大型でいきます。

メインは40~60㎝のニジマスを予定。直近の小型魚放流で尾数はかなり増えていますので、大型だけ放ちます。尋常ではない引き味をご堪能ください。

James Pondはその難易度のためか最近人気が減少していましたので、ここでとんでもないシロモノを放ちます。従来サイズのブルックやヤマメに加え、50㎝級のブルックとブラウンが混じります。特にこの大型のブルックトラウトはほとんどの釣り人がご覧になった事がないと思われ、未来永劫に当池以外では触れる事がむずかしいとも思われます。そのサイズ、容姿は感動的で、釣り上げた方は驚愕のあまり無言ではいられないはず。リリースでお願いします。土日とも8時過ぎの放流を予定しています。

2010年2月12日金曜日

日ぐらし池に向かひて

きびしいお天気の今日でしたが、最近にしてまれな活性でした。早朝についてはこの冬一番の釣果とのお声。荒天の昨日に、何が何だかわからないまま放流した群が活躍したと思われます。日頃より釣り場の店主としてお客様にご提供できるサービスは放流に尽きると考えています。明日も、徒然なるままに放流します。

James Pondは感動的な透明度です。週末はブルックトラウトを主に放流します。

2010年2月10日水曜日

風よ静まれ

風の強いが続いています。釣れていないのか、釣りにくいのか判断できません。
明日は予定通り放流いたしますが、気象事情に左右される事はご承知おきください。

2010年2月5日金曜日

引き続き尾数優先

今週の平日も多くのお客様のご来店がありましたので、週末は尾数を多く放流することにします。
水温上昇と漁獲高は比例していたようです。

James Pondは完全復調、水と小生の心は澄みきっています。
この池の透明度と店主の精神安定度は、これも比例しているようです。

2010年1月31日日曜日

笛吹けど

ハーメルンのパイドパイパーはネズミの群れをたくみに誘導したそうな、
ウォルトン ガーデンの店主はマス類の群れをたくみに誘導できなかったそうじゃ。

と言うわけで、放流魚の貢献希薄、きびしい一日でした。

2010年1月30日土曜日

春遠からじ

春の陽気の一日で、早朝の活性はこの冬一番とのお客様のお声。表層水温9.6℃(午前6時)でした。
メインポンドの午前は良好、午後の盛り上がりは今ひとつの感。多勢の小型ニジマスはそこそこの活躍ぶりでした。明日も数で勝負に出ます。

James Pondはブルックを主にまずまず、放流直後はかなりの上出来だったと思います。このブルックはとても美しく、薄ムラサキの体側にピンクと黄色の斑点が浮きだっています。その西洋的な美しさはヤマメのそれと対照的です。清楚な美しさではなく、ちょっと化粧が濃いような気がします。

2010年1月29日金曜日

数で勝負

今日の天気予報はおおはずれ、午前は予想外の荒天で雷、強風と最悪でした。午後からは天気、釣果ともに回復の様。
最近の放流内容は大型魚やその他のマス類に固執してきましたが、この週末は小型(約25㎝)のニジマスを放流します。毎度週末に放流するニジマスと同じ重量を予定していますので、尾数は倍に増えます。お客様すべからくに放流魚が行き渡る事を確信しています。

魚類の養殖場では育成段階で何回も選別分養という作業を行います。畜産とちがい魚類は個体ではなく群で飼育管理するため、飼育段階で個体の大小が生じます。その大小を分けて飼育することは、共食い防止と配合飼料の粒径を統一するために必要な作業です。過去に約10万尾のイワナの稚魚を選別することなく食用サイズまで飼育したことがありますが、3割程度しか残存していなかった経験があります。イワナは特に共食による減耗がはげしい魚種ではありますが。
養殖場の飼育池とは言えその中の水域では、魚たちが生き残りをかけて激しい戦いを繰り広げているのです。まさに食うか食われるか、世に言う「仕分け」なぞと生やさしいものではない弱肉強食の世界です。さしずめ小生などは、魚だったらとうに食われていなくなっている事でしょう。

前段が長くなりましたが、当養魚場で今週イワナの選別をした時に食用には大きすぎる群がかなり出ましたので、ひそかにJames Pondに放流しておきました、釣られているところは目撃していませんが虎視眈々と貴方様のルアーを狙っているはずです。やつらは前段に申し上げた勝ち組の最たるもの、自分より強いものが存在することを否定している連中です、どうぞGoldfinger諸兄、人間が食物連鎖の頂点にいる事を教えてやってください。

2010年1月24日日曜日

James Pond復調

James Pondの透明度はかなり回復してきました。本来の姿には至っていませんが、サイトフィッシングをご堪能いただける状態には戻っています。放流したヤマメ、ブルック等の活性は極めて高かったと思います。来週末には完全に復調しているはずです。本池の開業を計画した12月初旬からホンロウされっぱなしでしたが、やつと開放されそうです。

メインポンドは今日は中の下の感。James Pondには透明度を回復させるため大量の注水を行っています、その温度が高く質のいい排水がメインの放流ポイント付近に流入しているため放流魚が拡散しない結果となりました。この一帯は入門者様の専用コーナーとなっていますが、本日は魚影、人影ともに濃かったようです。

2010年1月23日土曜日

透明度今ひとつ

60年代の米国でクリーデンス クリアウォーター リバイバルというバンドがありました。我がJames Pondはこのバンド名にほど遠く、なかなか回復しません。もう少し経緯を見て、再度改修か、このまま並の釣池か、♨か判断したいと考えます。

メインは並の並でした。

2010年1月22日金曜日

No James Pond 

James Pondの水が澄みません、底部の沈殿物を巻き上げたためです。現在換水中ですが明朝までにクリア―になる可能性は低いと思われます。ご愛好家のお客様には大変申し訳ありませんが、明日の具合を見て再度ご案内申し上げたいと存じます。

メインポンドではやはりJames Pondの脱走マス類が釣れていました。ブラウン、ブルック、タイガーを確認しました。喜ぶべきか、なげくべきか、複雑な心境ではあります。

2010年1月21日木曜日

神風2.5回、北風全開

James Pondは予定通り修復終了、後は水を貯めるだけです。何とか以前の透明度に回復してもらいたいものです。再開にともない土曜日からブルックを主体にヤマメ、大きめのイワナ等を放流します。以前のマス類も相当残留しています。

James Pondの排水はメインポンドへ流れ込んでいますが、今回その排水管を大きい管に取り替えました。その工事中にかなりの数のマス類がメインポンドに流れ出しました。メインでも7種のマス類が釣れる可能性があります。どうぞご期待ください。

2010年1月20日水曜日

♪ただよう雲よ♪

全てを昨日に準じ、絶好調です。明日も温かくなるそうですが、「神風は三度吹かない」と考えています。

2010年1月19日火曜日

♪晴れたる青空♪

久しぶりに温かい1日でした。水温上昇に伴いマス類の活性が上がる事を確信されたお客様のご来店が多く、週末と見まごう当釣池でした。多くのお客様の読みは当たり、皆様の笑顔が物語るようによく釣れていました。放流の出番を待たずこのような釣果をご提供できた当方としても笑顔がこぼれ、胸中にベートーベンの交響曲第9番二単調作品125が響きわたっていました。明日はもっと気温が上がる予想ですが、ほどほどでないと水温水質が安定せずその後の落ち込みを危惧する事になります。冬は冬らしく、夏は夏らしく、子供は子供らしく、女性は女性らしく、何事もそれ相応が一番いいのではないかと考えます。

James Pondは明日から本格的な工事に入ります。

2010年1月18日月曜日

You Only Live Twice(007は2度死ぬ)

James Pondは透明度が回復しないので再度金曜日まで工事します。このままでは看板にいつわり有りという事になりますので、今回は徹底的にやります。映画の原題のとおり「2度生きる」ことを目標に、邦題のように「2度死ぬ」事のないように、少ない知恵と体力を傾注していこうと思います。今度失敗し透明度が回復しない場合は露天風呂にでもしようかと考えています。半分お風呂、半分釣池にしてお湯につかりながら釣りをするというのはいかがでしょうか。迷湯「ウォルトンの湯」。

2010年1月16日土曜日

早朝氷点下5℃

午後から好調、40㎝級が活躍していました。明日もこのサイズを中心に放流します。最近日没後の釣果が思わしくなかったのですが、本日はまずまず。黒色に反応がよく表層付近で釣れていました。土曜日にしては混雑もせず、総じて皆様にご満足いただけたかと思います。

James Pondはブラウン、ヤマメの順で釣れていたようです。しかし少し濁りがあり、本来の状態に戻っていません。工事中に底部のシートの継ぎ目が破断し、土部が露出したことが原因です。底部まで透き通った透明度に戻るのにはが少々時間を要すようです。釣果に問題はございませんが、クリア―である事を売りとしていますので営業上の障害は甚大です。

2010年1月14日木曜日

James Pondあと1日修復工事

Goldfingerのお客様、申し訳ございませんが後1日お待ちください。
16日は大イワナを放流しますのでご容赦ください。

メインポンドは本日絶好調でした。

2010年1月13日水曜日

James Pond明日まで工事

James Pondはかなり重症です、明日の14日まで修復中です。

2010年1月11日月曜日

James Pond 12,13日工事します。

本日は曇天で朝から気温が上がらず、極めて低調な感じでした。昨日の高い活性がウソのような沈黙の時間帯がありました。大型魚の放流効果があった事は救いになりました。

今朝James Pondの池底のシートがついに盛り上がりました。森に向かって右側半分の営業になりました。Goldfinger諸兄にはご不自由をおかけしました事をお詫び申し上げます。盛り上がるべきはメインポンドのマス類の活性であるべきでした。
これに伴い、明日から2日間James Pondの池底改修工事のため閉鎖します。メインは通常営業です。

2010年1月10日日曜日

鐘×6回=効果あり

本日も多くのお客様にご来店いただきありがとうございました。鐘は6回鳴らしました、皆様にそこそこご満足いただけたと思っています。本日のご来場者数から考えると明日は8回くらい放流しないときびしくなると思います。
メインポンドに注ぎ込む養殖場からの排水管(インレット)付近にマス類が集中する傾向にあります。この付近を初心者の方々に限り開放することにしましたので、紳士的なお客様はご遠慮ください。

James Pondも多くのGoldfingerにお楽しみいただいたようです。またのご来店お待ちいたします。

2010年1月9日土曜日

鐘×4回=沈黙

少々のテレをともなって鐘を鳴らしてから放流しました。速やかな効果はでませんでしたが、夕方近くのお客様に満足していただけたと思います。ブラウンは放流尾数を考慮すればもっと釣れてよかったと考えます。明日に期待です。明日は、並ニジマス、大型ニジマス、ブラウンの順で放流します。

James Pondの夜は一歩下がって釣ってください。自らの陰影を消し去り、樹木に同化する思いで夜陰にジョウじて釣ってください。必ず釣れます。できますれば「釣りたい」という殺気と煩悩を押し殺すともっと釣れます。
日が暮れてからお帰りのお客様、ヘッドライトを消してJames Pondの前を通過なさるようお願いします。
シンボルの大ブラウンの2尾中1尾は死亡、1尾は弱ったところを捕獲してリハビリ中です。

2010年1月8日金曜日

柿食えば鐘が鳴るなり「放流時」

土日祝の当方では多い時は5回位放流する事がございます。しかし放流ポイント付近から遠い場所にいらっしゃるお客様にはご認識頂けないことが多く、何らかの手法で放流している事をご案内することが必要と考えていました。場内アナウンスも考慮しましたが、もっとも安直な手法ということで鐘を鳴らす事にしました。
正岡子規様には大変恐縮ですが、名句を拝借して「放流時の鐘」と呼ばせていただく事にします。
安っぽい鐘で遠くまで響かせる必要からかなりうるさく、建物前でお釣りになるお客様には少々耳触りと存じますがご容赦ください。

明朝は鐘の合図とともに、ブラウン、大型ニジマスの順で放流していきます。

2010年1月6日水曜日

再度ブラウンを放流

9,10,11日の3日間にメインポンドでブラウントラウトを放流します。よく釣れる事はJames Pondで実証済みで、同じ群を放流します。
ニジマスは40㎝級を主力に予定しています。個体数は減りますが、このサイズはとても走ります。水深のあるメインポンドでその引き味をご堪能ください。

取り込みに支障があったJames Pondの水深を上げます。根掛かり防止の対策は連休明けに予定しています。
現在の釣果は、早朝にきわめて高く、夕方から夜に向けて再度活性が上がっているようです。今朝も60㎝のブラウンがあがっていました。この個体は丸々と太っていて、間違いなく他のマス類を捕食しています。営業上の功罪を検討したうえで、連休明けにメインポンドへ移動するかどうか決めます。

2010年1月3日日曜日

温故知新

本日も多くのお客様にご来店いただきましてありがとうございました。大変な混雑のなか皆様にはマナーよく釣っていただき感謝しています。紳士淑女のお客様に支えられ、無事お正月を営業できたと思っています。
釣果は計6回の放流に対し午前は厳しく、午後上向いた感じがします。

James Pondはブラウンを主体にほどよく釣れています。早朝と夜は非常に活性が上がっています。本日のタイガー確保はお1人様、お正月3日間の加藤清正は総勢5名様という結果でした。

かくなる本日、大アマゴを釣った方がいらっしゃいました。2か月以上前に放流した群の残党です。大アマゴはとても美味なため放流後はほとんどのお客様がお持ち帰りになりました。本日掛かった個体は数々の修羅場をかいくぐったツワモノと思われます。最近の当所は新しい釣池のことや洋モノのトラウトなどに浮足立って、過ぎし日の感動をおざなりにしていた事を恥ずかしく思いました。この大アマゴは、新池にうかれず従来型の営業の軸足がぶれてはいけない事を示唆してくれました。

お客様とマス類に支えられて今年もガンバって行きたいと思います、今年もどうぞよろしくお願いします。

2010年1月2日土曜日

釣人の寒風干し

西よりの風強し、水温9℃、4回の放流にも思ったほどの効果はありませんでした。年末からの大量放流群は圧縮蓄積されたマグマと化し、爆発の機会をうかがっているはずです。西風の日が続いていましたが明日は北風になるとの予報、文字通りフン向きが変わってくれればと願っています。

James Pondの事を多くのお客様にご認識いただけるようになりホッとしています。外的要因に左右されないこの池は今日も多くのご愛好家に楽しんでいただきました。タイガーを釣って2割引をさせていただいた方2名様、60㎝級のブラウンが2名様、1時間釣って0匹が1名様といったところです。なお夜の釣果は目をみはるものがあります。
このJames Pondでのお持ち帰りは、1魚種1尾までとさせていただいています。シンボリックな存在の大ブラウンはリリースでお願いします。

レストハウスのトイレの入り口付近に水槽を設置しています。大晦日に孵化したニジマスの仔魚がヨークサック(卵のう)を抱えています。ぜひご覧ください。

2010年1月1日金曜日

明けましておめでとうございます。

James Pondでタイガーをお釣りになった方が1名いらっしゃいました。初釣りの第1投めで釣れたそうで、1回表先頭打者ホームランといたところでしょう。幸先のいい1年になる事間違いなしです。同行の方々は思い込みが強すぎてタイガーに微笑まれなかったそうですが、美麗な八丁ヤマメを釣り上げていらっしゃいました。この方々を含め毎年初釣りは当方でと決めていらっしゃる方が多く、感謝の極みでございます。皆様にとって幸多き1年になるであろう事を願っています。

年末の混雑とは打って変わって比較的にのんびりした元旦でした。近隣の管理釣場のオーナーご家族も立ち寄っていかれ、管理釣場の現状と課題について雑談し楽しい1日でした。明日からはそろそろ人出も多くなると予想されます。マス類数個師団は出撃待機中です、メインで3回、James Pondで4回の放流を予定しています。ご来店お待ち申し上げます。