2010年11月15日月曜日

風土

裏をかかれました。この週末は当店のお客様の多くが新規店に行かれると予想していました。この現象に首をかしげる小生に、紳士淑女いわく「新規店の喧騒、混雑をあえて避けてきた」。さすがに当店のお客様であります、静かなる事に重きを置き、癒しの時空を買う為に代金を払うのだと。Walton Gardenの創業の志し、店名の由来、両者を見失うほど舞いあがっていた小生としては、ただただ恥じ入るばかりでした。以後、軸足のぶれない両店の経営を心掛けようと存じます。

その後、上記のお客様方をレストハウスから傍観していますと、この地には確実に風土なるものがあると確信いたしました。釣人は風、釣場は土であります。今この地においての、この静寂な空間は風によって構成されたもの、土としてはこの風が吹き去って行かぬよう肥沃な土壌をはぐくんで行くべきと感じました。時には北風ごときの方もいらっしゃいますが、こういう風はさっさと吹きぬけてもらいたいものです。

このような、新規店のオープンを知りながらも当店にご来店いただいた方々に、多くの祝辞やプレゼントを賜りました、伏してお礼申し上げます。とりわけ、九州長崎出身の小生の愛すべき焼酎を下さった方がいらっしゃいました。祝杯にと包装をといてみると、鹿児島は日置の逸品「宝山」でありました。新規店の営業が順調に推移し、利益をだせるようにとの温かい思いを込められたメッセージと推察申し上げますが、この週末にあえて当店にご来店いただいたお客様方が小生にとっての「宝」である、「宝の山」は当Walton Gardenにすでにあるのだと深く感銘いたしました。以後、当店は大人の釣場として、多くの方々に愛され続ける釣場運営に傾注して行きたいと思います。