2010年3月26日金曜日

こんな日に来ないなんて

原因は不明ですが今日は釣れていました。釣場側が発する「釣れた」と言うメッセージはあながち信用できるものではありませんが、本日は当方もビックリ。5時間で3ケタ超えのお客様続出で、放流をしたのかとご質問の方まで現われました。放流しなくてもこの結果、嬉しくもありむなしくもある複雑な心境であります。
あくまで本日の釣果でございます、明日はどうなります事か。

2010年3月25日木曜日

開戦前夜

こりない連中が飛来しています、川鵜です。先日に天敵の威嚇を受けておとなしくなったのもつかの間、1羽あたり8時間券相当量を捕食して去って行きます。餌は別途与えるから釣池には触れないでほしいと願っていますが、彼らとは虚心坦懐に話ができそうもありません。話合いか武力か、某国の外交と基本的に同じです。話合いで解決できない以上武力しか方法はありません、川鵜たちよ、今度はミネ打ちでは済ませない、空砲では済まない、この池のマス類に平和を取り戻すまで戦う、お前たちにはウォルトンガーデンを陥落させない!

で、現マス類は少々腰が引けて闘争能力にやや欠けていますので、土曜日から満身に気合の入った群を送り込みます。メニューは先週と同じ、60㎝級も含みます。色づけとしてヤマメ、ブラウン、ブルックも添えておきます。

2010年3月21日日曜日

Gone with the Wind

午前5時半、未明から吹き荒れる暴風のなかで、一人で釣っているお客様がいらっしゃいました。孤高の釣人の後姿には人を寄せ付けない雰囲気があり、まれに見る個性の持ち主と推察申し上げました。

それにしても、すさまじい風でした。この風と共に去りぬいた物は、釣池の水車のカバー、養魚場の飼料倉庫の屋根、稚魚池のビニールハウス、そして連休中日の売上。
明日はおだやかなお天気だそうで、ご家庭奉仕を終えられた諸兄のご来店が予想されます。メインポンドの尺ヤマメ、銀色のドナともどもお待ち申し上げます。

2010年3月17日水曜日

♪ドナドナドナ、ドーナ♪

先週末に放流したドナルドソンはよく働いてくれます。引き続きこの連休も放流します。

James Pondは釣果に問題はないのですが、透明度が回復しないので人気急落です。連休用に多魚種を用意していますのでお試しください。今回はこれらをメインポンドにも放流します。

メインポンドの連休の放流内訳
銀色のドナルドソン   30%
婚姻色の大型ニジマス  30%
約30㎝の小型ニジマス 30%
ニジマス以外のマス類  10% (ブラウン、ブルック、ヤマメ他)

2010年3月12日金曜日

必殺の用心棒

鵜の被害に最近悩まされていました。その数が増える傾向にあり何らかの対策を立てる必要と考えていました。以前は釣池上空にラインを張ったりしましたが、釣りを阻害する要因となったり、鵜がラインを回避する事を学習してしまったりで有効ではありませんでした。しかし鵜は確実に毎日来る、かなりの量を捕食している、釣りあぐむ釣人をあざ笑うかのようにいとも簡単に咥えて浮上してくる、耐えがたき心痛でした。そこで今年は徹底的にヤツらを撃退すると決意し、強力な助っ人に来てもらう事にしました。そして、本日早朝その助っ人はやって来ました。

まだ夜も明けやまぬ4時、2人の男のシルエットだけが釣池のふちにかすんで見えた。そして、その男たちの左腕には、まさしく、鷹だ。2人の鷹匠がピンと張りつめた空気の中で空を注視していた、それぞれの鷹も自らに与えられた使命を嗅ぎとっているのか眼光鋭く小生をにらんだ。

長くなりそうなので結果だけお伝えします。鵜はいつもと違う場の雰囲気を悟ったのか大群は飛来しませんでした。今後どうなります事やら。

明日放流するドナルド鱒や、James Pondのマス類は絶対に守り抜く決意であります。鵜よ、かかっていらっしゃい。

2010年3月11日木曜日

ドナルドソンを放流します

開業以来多くのお客様に「ドナルドソンは放流しないのか」とのご質問をお受けいたします。はたしてどれだけの釣人にこの魚の事を正確にご認識いただいているのか疑問なので、今週末にその見本となるような個体群を放流いたします。ドナルドソンはワシントン州立大学のDr.ドナルドソンが、色々な特色を持ったニジマスを固定化させた研究の産物で、一般的に氏の名前をとってそう呼ばれています。通常のニジマスは年に1回成熟しますが、氏はその成熟に特色のある次の3種類の系統を作出しました。
A. 年に2回成熟する系統。
B. 2年に3回成熟する系統。
C. 3歳魚でも成熟しない系統。

これらはいづれも約40年前に日本に輸入されましたが、A.とB.の系統は利用価値が少なく消滅してしまいました。多頻度成熟の個体から採卵した卵は粒径が小さく、孵化率等が低かった事が原因と考えられています。最後のC.の系統はいわゆるオクテで、摂取したカロリーを全て増肉に費やす事により通常より早く大型になりやすい特徴があります。この系統が釣人が言う所のドナルドソンであります。あくまで系統なのでニジマスである事に変わりはなく、長身の両親から長身の子供が生まれる可能性が高い事と同じです。しかし輸入当時から雑化が進み、当時の面影を持つ本系統は少なくなっていると言われています。

今回ご提供するドナルドソンはその純な系統から逸脱することなく繁殖されてきた群で、体長は40~50㎝程度ですが、うすいグリーンの体表にスティールヘッドと見まごう銀鱗でおおわれた魚体がまぶしく光っています。この見かけの特徴はドナルドソンである事ではなく、当時北米に生息していた原種の野性味を色濃く残しているからだろうと考えています。門外不出の逸品であります。

2010年3月6日土曜日

晴釣雨読

昼頃から本降りの雨、数名のお客様が大物と格闘、握中に収めた人も収めなかった人も、お疲れ様でございます。こんな日はお宅でのんびりなさるのが一番と存じますが。

2010年3月4日木曜日

やまない雨はないと言うけれど

すっきりしないお天気が続く毎日ですが、蓄用池の大型ニジマスはのんびりペレットを食べています。お客様が少ないのでなかなか出番が来ません。この週末のお天気もあまりよろしくないようで。

以前にも申し上げましたが、動物の行動は環境によって拘束され、本能によって保障されています。マス類と釣り人には、開放されて本能が発揮できる好天の日が待ち望まれます。当然ながら小生の経営者としての本能も満たされる事にもなります。