2011年4月28日木曜日

釣れたって言うと、釣れたって言う!

連休の始まりです、新緑の時節です、あらゆる生命体の活性が際立つ時が来ます。この事が、疲弊した世相から脱却するよき機会になる事を祈ります。

現在当池の池水のコンディションは今期最高の状態です、適度な透明感を保ちマス類も各所に分散しています。それに起因してマス類の活性も抜群と感じています。水温は18℃程度ですが、本来摂餌活性が最も高くなる水温域です。養殖現場では調子にのって餌を与え過ぎて、トラブルを起こすのもこの水温域であります。

日没前後の1時間程はおびただしい数のマス類がハッチしています、嗚呼今年も原価を積上げ過ぎたなと反省し、伴う利益は希薄であったと落胆する時刻でもあります。表層で入喰いの状態が続き、歓喜の声に乗り遅れたお客様の右往左往の様を傍観させていただく楽しみの時刻でもあります。フライの方はドライでお楽しみいただけます、フライフィッシングの醍醐味をご堪能いただける事を確信しています。

2011年4月20日水曜日

穀雨

安定しないお天気の毎日が続きます。当池のマス類もご機嫌麗しからずの感、しかし朝夕は極めて活性が高いように見受けられます。池水の透明度が上がっている事も加勢して、フライではドライで釣れています。予報では今週末の天気は下り坂、震災以後のレジャー業界にとっては涙の雨となります。しかしこの週末の釣果は大型連休のご来場者数を左右する天王山、当Walton Gardenは出します、釣人の多少にかかわらず放流します。放流の即効性に欠ける当池としては、本番に向けて池中在庫を増やしておく為にも重要な放流となります。

周りの田んぼでは田植えの準備が活況です。餌を与えなくても収穫できる農家がうらやましいと毎年この時期に思います。養殖業は売れても売れなくても餌は与えなくてはいけない、出荷サイズに育っても、大きくならないように、やせないように維持飼料という切ない餌を与えているわけです。魚が小さいとかデカいとかいう釣人のご要望に、釣堀を併設する養殖場のオヤジ達はウルセー コノヤロウと内心思っているはずです、態度にはオクビにも出しませんが。

2011年4月15日金曜日

残る桜も散る桜

先週に引続きレギュラーサイズの過剰放流となります、もはや不良在庫となりそうな小社のニジマスであります。㋄の連休前後に売れる事をもくろんで仕込んだニジマスでありましたが、空振りに終りそうです。

各地の河川漁協は在来マスやアユの放流事業を中止または縮小しています。養殖業界のおびただしい魚類の行き所はあるのでしょうか、考えない事とします。

桜は満開、現実の阿鼻叫喚をシリ目に満開。いつも桜が咲く時期の小生は極めて多忙です。花見なぞは無縁の事、毎年「黄桜」で済ませていました、今年は違う意味でカッパッパーのパーであります。

2011年4月8日金曜日

昨今釣場事情

おかげ様で当店のご来場者数は震災以前に回復し、誠にありがたき事と存じます。しかしメッカ北関東では時間を要す所もある由、五月の連休までに回復していただく事を祈ります。かくなる事情で、養殖業界ではニジマスに余剰感があります。当社も同様、行き先を失くしたマス類はWalton Gardenに放流される事となりました。この週末からレギュラーサイズのニジマスを先行して放流する予定です、匹数が多いので数釣りが期待できます。

500円のランディングネット販売による義援金募集はこの週末で〆切ります、多くのお客様のご協力を賜り厚くお礼申し上げます。高額所得者のこれまた高額な義援金や寄付の報道があります。しかし寄付等の価値はその金額では決まらない、この事を聖書では強く戒めています。持っている物の内どれ位の物を寄付として差し出したか、これが肝要だと説いています。