2011年1月28日金曜日

源流Walton Garden

先週に大好評を賜った、尺ヤマメ+尺イワナを今週も追加して放流します。期間中の2割引券ご獲得の方は6名様でした。お1人で2匹づつ釣った方(割引券2枚)もいらっしゃれば、後1cm届かず失意の中で帰路に着かれた方も。いづれにしても釣り場での出来事です、一喜一憂も浮世の常と軽く流していただく事をお勧めいたします。

アユの稚魚を池入れしてから何となく気ぜわしく、このコラムもご無沙汰してしまいました。しかし本日は筆マメなふりをして、温かい室内の仕事を選択するが一番と、寒さより逃避しています。今後頻繁に更新されていたら、小生のサボりとご理解下さい。

先日、阪神大震災後の被災地の現状を報道する番組を多く拝見しました。復興した街並みの影に、未だ多くの精神的、経済的な傷を癒す事が出来ない方が多く存在する事に心が痛みます。小生も、愛する者の急逝や経済的な困窮を、小生なりに経験して来ました。学んだ事は、人にとって思い出を持ち続ける事はとても大事な事ですが、それよりも希望はもっと大事であると言う事。非情な事ですが過去より未来を優先させる決断が肝要と考えます。過去と他人は変えられないけれど、将来の自分は自分で変える事ができると言い聞かせて、並以下の能力しか持合せない身でありながら、未だ日々奮闘中であります。

2011年1月20日木曜日

尺ヤマメ+尺イワナ=2割引券進呈

この週末は尺ヤマメを放流します。昨年もご紹介しましたが、八丁ヤマメというブランド ヤマメであります。その美しさは文言でお伝えできません。清純、華麗、清楚、何と申し上げるべきか。

アユ種苗の入荷の真最中で、例の規格外イワナの飼育池を整理しようと思ったら、まだまだいました。そこでこの週末、当方産の尺イワナと上記尺ヤマメを合わせて放流しようと今日決めました。加えて、それぞれを各1尾以上釣り上げた方に2割引券を差し上げます。捕獲魚には小生の厳正な採寸を要します、受付までご連絡下さい。

2011年1月12日水曜日

極寒

この週末が尺イワナの特売の最終となりそうです。先月より投入した規格外イワナは計1700㎏、約5000尾、単純に期間ご来場者数で割りますと、お1人様あたり約2.5尾の計算になります。各地にアウトレットの売場が活況のようですが、メーカー各社にとっては刹那的な販売である事がよく理解できました。やはり正規商品が適正価格で流通して行く事が肝要と思います。ともあれ当池の尺イワナにつきまして、割高についた方にはお詫び申し上げます。ニジマスは匹数重視の放流になります。

お正月その後の連休とお仕事以外で疲弊されたであろう諸兄も、すっかり昼間のパパに戻られてご多忙の事と存じます。
最近当池を傍観していますと、ご来場者の平均ご年齢が上がったように感じます。2号店の影響と考えられます。トラウト セラピーの本領発揮の機会と認識しています、それを取巻く環境作りはカミさんに委ねる事が賢明、長靴を履いた小生には似つかわしくありません。

しかし上記の事は、小生にとっても居心地のいい環境となります。加齢の為どうも若年者の語り方が耳に心地よくなく、許容できません。未だにメールと言えばまずair mailが頭に浮かぶ小生としては、略語が多く、いびつなアクセントを不快と感じてしまうのです。スパゲッティはいつからパスタになったのか、ズボンもいつパンツになった、キッチンは台所ではいけないのか、尽きぬ事ばかり。メディアに洗脳されすぎて、その横文字を語学的な裏付けのないまま使用しているからなのでしょう。ちょっと前のボジョレー ヌーボーの陳腐な盛上りの際も、どちらかと言うとボージョレと発音した方がより原語に近いとカミさんに言ったら、どっちでもいいのだと一喝されました。彼女こそは時代遅れの小生のよき理解者とのぞんでいただけに、敵は身近にもいたの感であります。

2011年1月10日月曜日

春遠からじ

放流魚のサイズを30~40㎝と大きくしています。このサイズ特有の躍動をご実感いただけたものと存じます。

成人の日である本日の天気は、祝福されるべき若者を取り巻く社会情勢を象徴するがごとくの荒天。明日からは擁護してくれる傘もなく、シャバの厳しさを一身に受け止めて生きていかねばならない事を実感するに、最適の天気だったかもしれません。しかし厳しさだけではなく、夢と希望も彼らに平等に分け与えられています、我が身をも焼き尽くす情熱を持って、夢に向かって突っ走ってもらいたいものです。
小生のようにアウト サイドを生きて来た者としては、若者たちには肥えた家畜になってもらいたくない、その身は痩せこけていても自力で自由を勝ち取っている野生動物のような誇りを持って、体勢や地位にこびないロンリー ウルフ然とした生き方を選択する若者が多く出現する事を希望しています。

2011年1月7日金曜日

寒イワナ

お正月も終わり、あの喧騒から解放されたマス類はすこぶる元気であります、傭兵である事を忘れたがごときの様です。本日は放流を伴わない平日にも関わらず良好、年末からの放流群の躍動は今頃になって活況。イワナは全てのお客様のお手元に届いた様です、スプーンで、特段のかまえも必要無く釣れています。理由は簡単、大量のイワナを放流しているからです。センエツですが、今の当店ほどイワナの放流比率の高い釣堀は無いと思います、不本意な放流が功を奏しました。

昨日と今日は冷たい北風に悩まされ、ご来店のお客様にはお気の毒でした。この寒さの中で、お金を払って釣りをする事、この事は小生を含む興味の無い者から見ると理解しがたき光景です。しかしご当人には至福の時間、精神の平安を支える他に代えがたき時間なのでしょう。池波正太郎も長谷川平蔵をもって、人間の生きがいなどと言うものは、朝飯がうまかったとか、夕方ふらっと遊びに出たとか、日常のささいな事にあるものと言わしめています。同感、かくも冷える夜は軍鶏鍋で熱燗、平蔵ならずとも望むところであります。

2011年1月2日日曜日

Left wing ballade

復活しました、ベツレヘムの話しではありません、当Walton gardenの事であります。午前10時頃からその予兆あり、正午には表層で激震、余震は夕刻まで続きました。あの多勢の釣人に対峙しながらも、よく踏み止まったと当マス類を称賛します。まあ、彼らは休明けみたいなもので、体力、気力ともに充実していたのでしょう。

レストハウスから見て左側が特によかったと思います。特に排水口付近は最良の感、左翼に歩ありです。議長席とも言えるハウス前は並、右翼は良としませんでした。

お正月とは言え例年程の混雑も無く、水魚も復調し、2号店も落ち着いて、2号店開設を決めた時から続いた小生なりの心労も軽減された感、一服の休養も必要かと考えていますすが、元来のセッカチと貧乏性の小生、気ぜわしく動いていないと逆に疲弊します、俗な文言で言う青モノ系であります。明日も失速する事なく放流します。

2011年1月1日土曜日

謹賀新年

元旦より多くのご来店を賜りお礼申し上げます。マス類と羊飼いにとっては、元旦と言えども特別な事はなく、さりとて普通の日ではない気配のなかで、昨日、一昨日と同じ作業が始まるわけです。今日も元気で過ごせる、充実した一日が訪れてくれた、この事に感謝しながらの始まりです。今年の展望、目標なぞと高き志しは望まず、今を精一杯生きる、懸命に生きる、この事を連続させる事をもって、明るい未来につなげていこうと思っています。「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」親鸞。

年末より、寝ているのか死んでいるのか見まごう当池でしたが、やはり寝ていただけのようです。やや熟睡の感はありましたが、本日午後に目覚めたようです。まだ歯ブラシを加えた位の程度ですが、確実にさえて来ています。午後二時以後は中、表層で当池本来の釣り味をご堪能なさった方も少なからずいらした様です。本日の放流量も二日分、寝ぼけ過ぎたマス類には、明日からは朝もガンバってもらわないと困ります。お正月の繁忙期に諸行無常なるも限界があります。

明日ご来店のお客様、釣り上げたマス類に小生の心境をお口添えいただきたく、お願い申しあげます。