2010年6月12日土曜日

夏岩魚

まだまだ釣れます。朝から熱い本日ですが、九時半の放流後は入れ食いに。水温こそ高いのですが水質は良好、夏季休業の予定は今のところ未定です。ご来場者が少ないので、営業収支は赤字での継続ですが、魚の在庫はいっぱいあるし、まあいいかといったところです。

管理釣場が冬に活況となるのは釣人の事情による所が多くあります。本来初夏のこの時期にマス類の活性は高くなります。歳時記によりますとイワナの季語は夏とあります。古人もよく知っていました。昆虫等の食物が豊富なこの時期、繁殖の秋を控えて猛烈な食欲になります。
河川の水温も最適な時期である事も大きな要因です。魚類にとって適応生息水温の範囲内であれば、高ければ高いほど活性が上がります。平野部の管理釣場では水温が上記水温の上限を超えてしまうので、釣れなくなってしまうのです。今の当池の水温はその上限付近を行ったり来たりしている感じがします。その他に濁度と溶存酸素にかかる要因もあるのですが、それは後日。

アユ商戦まっただ中の小生であります。アユ釣り解禁を迎え、各地の河川に放流した当方産のアユの稚魚が、順調に成長したかどうか試される時期であります。これこそ釣れなかったら稚魚のせいになります。関係者は生息河川の水質環境等の是非は加味しません。放流稚魚が悪いから我が河川にアユがいないのだという結論に直結するわけです。

思えば、秋から春のウォルトンガーデンのマス類の放流、春から夏のアユ稚魚の放流と終始「放流」に追い回されているような気がします。1日たりともこの言葉を耳にしなかった日は無かったような。小生も放流されて何処かへ流されて行きたいと思います。