2010年4月28日水曜日

侍は笑わない

本日は本降りの雨、旧里美村にある当社の養魚場も泥水が流入、マス類の鰓はダメージを受けたはずです。でもこのような過酷な飼育環境で飼育したマス類は、夏の高水温や冬の低水温、そして濁り等を経験しているので販売先の釣場の多様な環境にも対応できて有利に販売できます。何事も経験を積み上げて行く事は重要なのですね。

唐突ですが、釣場を傍観していますと笑っている方が少ない事に気付きます。楽しいはずの余暇の時間なのに笑みがない、真剣に釣っているからなのか、楽しくないからなのか、何ぞ失礼でもあったのではないか、いろいろ考えてしまいます。そこでこの連休は「お客様に笑みを」を秘めたる目標と決め、その手法を検討いたしましたが、やはり放流に尽きる、魚群を濃くし釣りやすくする、これ以外にはないと毎度の結論に達しました。よく釣れてお客様は満面の笑み⇒リピート率が上がる⇒小生もほくそ笑む、という構図が望ましいと考えます。

1度釣り上げられて瀕死の重傷を負ったアルビノ一匹を、リハビリを終え体力が回復したので明日再度放流します。釣った方は優しくお取り扱いいただくとともに、経験を積み上げていけないこの個体を哀れんでください。