2013年3月26日火曜日

釣場は溜息を作る

良き季節にりました、満開の桜に負ける事なくマス類の活性も最高の感。日没前後のライズは特筆すべき、上積みすぎた原価を悲観する毎夕であります。

先日来放流のイワナはあまり活況ではありませんでした。お目当てでご来店の諸兄にはお詫び申し上げます。小生がイワナなぞを放流しなかったらかくなる不幸は起きなかっただろうと消沈します。医者は病人を、神学は罪人を作るとマルティン ルターが言っていたような気がします。釣場は溜息を作る、とならぬよう心がけるべきでした。

春はよろしい、病に伏す人にも、離別に悲しむ人にも、柔らかい陽ざしが希望を与えてくれる、激商戦を控えた全国のアユ養殖業者を除く全ての人にであります。そんな訳で、本番前に一時の心の平安を求めて、体調をくずしていたが元気になりつつあるカミさんを連れだって、福島に旅して来た。初夏や初冬と言うのになぜ春だけ早春と言うのか、小生の問いかけに助手席のボスは春眠のまっただ中、体調が戻り過ぎるのもこれは問題で、絶好調のちょっと手前くらいがよいと考えつつ宿へ。あえて選んだ福島の宿だったが、もてなす側はこの事をあまり意識していない様子、見返りを求めてはいけない復興支援の旅であった。

2013年3月13日水曜日

岩手県産イワナ放流

阿鼻叫喚のあの日から2年たちました。ガレキが無くなった事以外は何も変わらないと嘆く南三陸町の同業者が、岩手県からイワナを輸送して来てくれました。2万柱余の御霊を追悼しつつも、些少な資金でも復興の一助になればとお願いした訳です。

アユの稚魚の買付けに奔走している間に春になってしまいました。気温も株価も某支持率も全て上昇。実態を伴わない人為的な景気の底上げには無理があるのでは。人生やシャバは上り坂と下り坂が繰返すものですが、マサカという坂道がある事を総理はご存じか、その空疎な語り口を小生はあまり好まない。