2011年11月30日水曜日

「長距離ランナーの孤独」

明日から12月、今年こそはと意気込んで、何もできないまま年が暮れて行く、下天の内の50余年であります。

ご好評を賜りました山形県産大型ニジマスを対象とした割引を継続中です。この週末も追加して放流の予定です。小型は宮城県産、日格差の激しい河川水で飼育された魚群であります。

お1人で1日券をご希望されるお客様が増えています。夜明けから日没まで、水面のうつろいを眺めながら何を想っておられるのか、小生には知る由もありませんが、癒しの時空をご提供出来ますれば幸いです。表題の事は、アラン シリトーの著書よりもWalton Gardenの方がより物語っているような気がします。

2011年11月24日木曜日

60㎝over=2割引

去る祝日の大型魚、ヤマメの放流は良好でした。80名様弱のご来店で、1割引券のご進呈56枚、2魚種が釣れなかった方1名、の結果になりました。100尾放流した50㎝overはその半分が活躍した事となり、お1人の最高漁獲数として3尾×3名様、その内小学生1名を含む。2,500尾放流したヤマメはお1人様を除いた全てのお客様が漁獲された。かく内訳でございます。

しかし本当の大物捕獲者は、James Pondで約50㎝の巨イワナを釣り上げた方に尽きます。放流Menuではご案内しませんでしたが、密かに放しておいた、密偵のごとくの巨イワナでありました。

この週末は更なる大型を放します。選りすぐりの大型、平均魚体重3.5㎏、際立つ大型であります。50over/1割引を継続しながら、60over/2割引を加えて進呈します。本件につきましては小生の採寸を要す事とします。

2011年11月21日月曜日

山形産1尾=1割引き

去る週末はギンザケだけの放流のせいで、極めて難易度の高い状況となりました。一日中表層で無数のライズ、池中にマス類の活性が見て取れる、釣人にはヨダレの出るような状況でした。しかし釣れない、どんなにロッドを立てて釣っても釣れない、表層の奴らは見向きもしない。小生一度はやってみたかった放流でありました、釣場において主体である釣人と従属的なマス類の関係を、たまには逆転させたいと。トラウト フィッシャーを豪語する釣人の焦燥をマス類に見せてやりたいと、ほくそ笑んでいた訳です。しかし少々やり過ぎの感、営業上はよろしくない結果に終わったようです。

そのお詫びの念も込めまして、23日(水)に山形産大型ニジマスを100尾、ヤマメ200㎏を放流します。以前より山形産は放流していましたが、釣り上げられたほとんどがお持帰りとなりました、赤い靴を履いていたわけでもないのですが。そこで今回は放流量が多く、ほとんどのお客様の手に行き渡る事が考えられますので、いささかのお持帰り制限をさせていただきます。持って帰らないで下さいと申し上げにくい立場でありますので、健全にリリースされた方に謝礼としての割引券をご用意させていただきます。50㎝over1尾につき1割引券1枚、10尾釣ればタダ券になります、この線でお手打ちを賜りたい、多くの方に大型魚の魅力を堪能していただく苦肉の提案であります。

ヤマメの200㎏、管理釣場の1日の放流量としては異例の量であります。約2500尾になります。ここでまた割引券、このヤマメ、釣れなかったと言うよりも釣らない方が難しいと推察しますので、5時間以上の釣券で山形産もヤマメも釣れなかったお客様に1割引券を差し上げます。悩ましくも困難な割引であります。

2011年11月17日木曜日

女心はどうでもいいが

またぞろ雨の週末、シェルブールならずとも、であります。

微細なターンオーバーを繰返しているとは言え、上向き基調であります。表層でコーホーサーモンのライズが活況。振幅の大きい今秋の様気には閉口しています、ご同業各位も苦戦しておられる由。特に当池のように水深が深い池はハンディがあり過ぎるようです。かくもセチガライ世の中では、情けと水深は浅い方がよろしいと得心。

2011年11月11日金曜日

出羽桜、飲み過ぎた。

久しぶりの晴れの週末、ご同業諸氏の脈打つ高揚が聞こえて来そうであります。小生も眈々と収益予想をしているわけですが、大体においてはハズレとなります。しかしともあれ、池水が良くなった事には安堵しています。気象事象に起因しているとは言え、自らの努力で解決できない事態に直面すると強烈な挫折感に包まれます。先週なぞは疲れ果てて、乗りなれた愛車のウインカーのレバーを空振り、踏み込んだはずの足がアクセルに届かなかったり、笑い事ではない状況でした。

気分転換に愚妻と山形、宮城に一泊旅行、山と川と水田で構成される日本の原風景が広がっていた。ずーっと昔からある、ほとんどの日本人が心安らぐ風景、後世にも残しておかなければいけない風景だと思った。TPP参加か否か、国際的な競争力の強化とは、日本の農業の崩壊と引き換えに得る程の事なのか、大地の血肉が叫んでいるような気がする。

2011年11月10日木曜日

コーホー放流

池水の状態が良好になりました。小生は意味深げの笑みをもって諸兄をお待ちしています、先週までの放流不発の様は無いと断言しながらであります。

立冬を過ぎやっと晩秋の風情、管釣り本番となります。まずはこの週末にコーホー サーモン(銀ザケ)から。宮城県産であります。彼の地の復興を想い温めてきた群、その重責を知る由もない彼らですが表層で活躍してくれる事を確信いたしております。Hatcherも同メニューです。

山形県産依然好調です、水温低下と比例して本来の馬力を取り戻している感があります。