2010年12月19日日曜日

Animal Therapy

この週末も多くのお客様にご来店いただき、厚くお礼申しあげます。土曜日は終日良好な釣果をご提供できたと思いす。午前中に至っては、放流担当の小生の出番を待つべくもなかったようです。過日ご案内いたしました通りのmenuで放流した後は、種々のマス類が活躍し、得心のいく一日でした。60㎝級のロックトラウトのあでやかさの前で、尺イワナの表現力は遜色なかったようです。地味の中に潜む可憐をご認識いただいのだろうと思います。前者を油絵、後者を墨絵と評価されたお客様がいらっしゃいました、うまい事申されるものです。

日付が変わって日曜日、午前は大型魚を主体とした放流に支えられて、釣ごたえのある個体にご満足の方が多かったようです。午後はその放流が裏目に出た感がありました、大型魚主体であったゆえに匹数が少なく、沈黙の昼間、まさにsilent noonでした。次週へ課題を残した感があります。

医療の現場でアニマル セラピーと言う取組みが、欧米を主に広まっているとの事です。主に犬を使った治療が多いと聞きますが、狩猟民族の末裔である彼らと農耕民族の邦人とは、人と犬の関係の基本的な概念が違うので我が国広く普及するには時間を要すと考えます。しかし当方としては、このセラピーには今さらの感があります。我がWalton gardenには、週に一度釣りをしないと精神の正常な均衡が保てない、とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。「トラウト セラピー」、ご同業各位、来年の流行語大賞をめざしましょう。