2009年12月2日水曜日

銀ザケ放流中

20~30㎝の銀ザケ(coho salmon)を放流しています。銀ジャケと呼ぶと食材の印象が強くなります。養殖銀ザケは1月に孵化してその年の春に10㎝、その年の秋に20㎝と驚異的なスピードで成長します。ここまでは淡水の養殖場で飼育します。11月に東北の太平洋側の沿岸部の海面イケスに移され、翌年春に約50㎝に成長し水揚げされ、量販店の塩ざけの切り身として販売されます。冷凍銀ザケとして南米チリから約7万トンも輸入されています(水産業界ではチリ銀と呼びます、国民への貢献度は日銀より大かも)。よく食べるものです。ちなみに、回転寿司屋さん等で提供されるトラウト サーモンなるものは、北欧で海面養殖されたニジマスが主です。

週末は大型のブラウントラウトも放流予定です。今回は40㎝以上あります。自然界では遭遇するはずもない魚たちが混在するのは管理釣場ならではの事ですが、この功罪は多々あると思います。個人的には在来マスと呼ばれるヤマメやイワナが好きです。