2011年3月31日木曜日

学ばない国家

今日で3月も終り、失意と絶望の月は終わりました。明日からは希望の光が差し込んで、暗黒の祖国に春が訪れてくれる事を願うばかりです。今の釣果は格別なものがありますが今週末から従来の放流をします、まずは西の知人からいただいたジャガーをご用意させていただきました。

連日暗いニュースばかりですが、ことさらに道徳心を炊き付けるようなコマーシャルにはいささかウンザリです。言われなくとも分かっている事ばかりですし、どう頑張れと言うのか具体性に欠けると思います。執拗に繰り返されるそれは国家のプロパガンダ同然で、太平洋戦争当時の世風をホウフツさせます。振り返れば国是の名のもとの戦争の結末は原子爆弾、その後遺症で亡くなった人々を含めると死者数は広島と長崎で計37万人余。かくなる核の恐怖を体験した国なのに、37万人余の尊い犠牲を無にして、数十年後にはこれもまた国是の名のもとに原子力発電所の建設増、そして今回の事故。地震津波は災害ですが原発事故は人災、国策の愚かさがまたも国民を暗黒の谷底にたたき落とした結果となってしまいました。嗚呼何と嘆かわしき日本なりや、物質至上の米国の価値観を捨て去って、本来の日本の、心物に重きを置く価値感を持つべき時に戻る時が来たように思います。