2014年2月11日火曜日

♪追いかけて雪国

ヤマメとイワナの放流継続中です。昨日今日の雪模様、それにかかわらず多数のご来場ありがとうございます。当池の周りはかなりの積雪、真っ白なWalton Gardenでヤマメを釣る、雪渓でそれを釣るがごとくの趣、多数のお客様にご堪能いただけた事と存じます。

アユの稚魚の仕入れの為に数回秋田に出かけた。白銀の秋田県北部、色が無かった、白と黒のモノトーンの世界に身をゆだねながら目指すは宿。途中の道で見かけたある案内板、「妖精の森」とある、停車してしばしの想いにふける。50数年生きてきて、この妖精という単語を幾度使ったか、記憶にはない。幼少の頃おとぎ話や絵本の中で神秘な彼らに感動した事はかすかに憶えている、加齢とともにそう言う感性を捨てながら生きてきたのだと思う。
諸兄におかれても、踊る心と竿を背中に自転車に乗って、魚釣りに行かれた事でしょう。純真な少年の魅惑の釣行であったはず。時が過ぎて今や金員で獲物を担保し、米国的な手法で釣りを楽しむ、少し寂しき感があります。

少年の心のままでは困りますが、そう言う部分を適度に保ちながら生きていければと、秋田の旅が教えてくれた。
「おとなは皆、最初は子供だった」 サン テグジュペリ