2013年11月8日金曜日

サクラマスとヤマメを放流

夢を抱いて海に下る決意をしたヤツがいる、実直に故郷の川に残る覚悟を決めたヤツもいる。前者をサクラマス、後者をヤマメと呼ぶ。分類学上は同一の種ですが、その不思議な生態に古人達が感銘し、分けて称するようになったのではないでしょうか。一つの母群からまったく違う将来を選択する個体が現われる、それは人生の岐路にも似て感慨深いところです。結果によりては抱いた夢が野望だったとなりかねなず、小生として身につまされし感。

そんな訳でこの週末上記を放流します。サクラマスは40㎝級、突き出した下顎はネイティブの野性味を想わせます。ヤマメは20㎝程度、塩焼きに程よいサイズです。この両者の同時放流、諸兄には振り返りし御身の人生をお重ねながらご来店いただけたら幸いです。

当店の池水、極めてクリアーです。原因は不明ですが、それはキンと冷やした浦霞より透明で、黒霧島のオンザロックより可視度が高い様であります。それ故に釣果は朝夕に集中しています、特に夕刻のライズは尋常ではありません。クリアーポンドでサクラマスとヤマメを楽しむ、トップシーズンに向けたWalton Gardenの企画第一弾であります。