2013年10月18日金曜日

雨ニモ負ケズ

去る台風は当地でも強烈でした。大雨により釣池の水位が上昇し、水陸の境界が不明になり、仰天の朝を迎えたわけです。魚類への被害は無かったものの、浮遊した大量のウッドチップを回収しながら、伊豆大島の受難の人々のみならず天命の審判はすぐそばにある事を痛感しました。

かくなる訳で、今週末に予定していたサクラマスとヤマメの放流は順延させていただきます。あの風水にも臆する事のない釣池の水は更に透明度を増しています、可視度の高い釣池で中型のマス達をお楽しみ下さい。

宮沢賢治と柳田国男に敬意を表すと小生なりに題した旅で、先週に花巻と遠野を巡って来た。都市の雑踏の中で物質至上の価値観を捨てきれない疑問を、宮沢は助長した。民話と言うメルヘンで当時の寒村における人々に課せられた生と老いと死の悲哀を包み込む、人の人としての終末のあり方はどうあるべきか遠野は問いかけてきた。