2011年2月11日金曜日

鱒高人低

雪は積もって売上は積もらない、マス類の活性は高く釣人のそれは低い、そんな1日でした。明日も雪の予報、白銀のWalton gardenは人跡を拒む秘湖を演出しています。

先日山口県にアユの種苗を仕入れに行ってきました。その帰路、大型の輸送車両の前輪が高速道路上でバーストしました。それも2度、最初は岡山県の山陽道で、2度めは静岡県の東名で、2回めはスペーアータイヤも無く、我が身の不運を悲観しながらロードサービスの救護を待つ事となりました。高速で走り去る他の車両を眺めながらの車中で、ふと良寛の思想を思い出す事になります。以下の思想であります、過去に起きた全ての事を受け入れろ、後悔やねたみを捨て悩み悲しむ事無くすべてを受け入れろ、そうすると心が平安になる。そしてこれから起きる全ての事も受け入れろ、人生の一大事はこの世に生まれた事と死ぬ事の二つ、その間に起きる事は小事にすぎないと続く。確かにそうである、おつしゃる通りではありますが、不肖な小生は不徳の身、高僧の教えにはほど遠いと悲観する事となり、悲観が悲観を呼んだ車中でありました。