2013年6月30日日曜日

「太陽がいっぱい」

表記の季節がやって来ました。当池ではやや藻類の繁殖が見れるものの、透明度の高い池水のため程々の釣果を堅持しています。特にフライではドライへの反応が抜群で、ご愛好家から営業継続のお申入れが多数ございましたので、7月末頃まで営業いたす事にしました。

ルネ クレマン監督の同題の映画がございました。アラン ドロンの演ずる屈折した若者のクールな表情、切なく甘いフランス語の抑揚、10代の小生は一機に彼の国の文化へ傾注していった事を思い出します。当時通っていた私塾の師が、ビジネスには英語、学問にはドイツ語、そして愛を語るにはフランス語、それらが必要な時が必ず来るとよく小生に語っていました。不出来な小生は、その3番目の語学の学習だけに没頭し、その結果かくなる愚かな人生を歩む事となってしまいました。愛煙していたのは、ジタンとゴロワーズというタバコ、前者はジプシーの女、後者はゴール地方の女を意味しています。女性を愛でる事に話題の欠かないお国柄です。

あまり勤勉ではない彼の国の人々は、夏にヴァカンスと称す長期の休暇を取ります。小生も7月末までWalton Gardenを営業し、お盆前にアユの販売にめどをたてて、しばしの休暇を取ろうとほくそ笑んでいます。この事くらいしか彼の国の人々のまねはできない年になりました。