2014年3月5日水曜日

過去最大の放流

お魚が余って困っています、当所で養殖しているニジマスの事。2週続いた荒天の影響で自家使用、販売ともに減少し、取上げ予定だった2池の在庫が後続の100尾超のアユの行場を妨げてます。そこで飼育上のトラブルを回避するため、原価を無視した放流をこの週末に予定しています。2日間で約800㎏、営業期の追加放流としては過去最大量、9月のオープン時にも逼迫する量であります。放流時刻は土日ともに8時と13時の2回、ヤマメとイワナも当然放流。この放流をもって5時間券で10尾以上釣れなかったお客様におかれては、トラウト フィッシングを続ける事を断念なさる事をお勧めします。

表向きにはお客様感謝祭として、本音は不良在庫処分、今週末は養殖業として高額のアユを優先する冷酷でしたたかな小生の思惑も放たれる事となります。

2014年2月11日火曜日

♪追いかけて雪国

ヤマメとイワナの放流継続中です。昨日今日の雪模様、それにかかわらず多数のご来場ありがとうございます。当池の周りはかなりの積雪、真っ白なWalton Gardenでヤマメを釣る、雪渓でそれを釣るがごとくの趣、多数のお客様にご堪能いただけた事と存じます。

アユの稚魚の仕入れの為に数回秋田に出かけた。白銀の秋田県北部、色が無かった、白と黒のモノトーンの世界に身をゆだねながら目指すは宿。途中の道で見かけたある案内板、「妖精の森」とある、停車してしばしの想いにふける。50数年生きてきて、この妖精という単語を幾度使ったか、記憶にはない。幼少の頃おとぎ話や絵本の中で神秘な彼らに感動した事はかすかに憶えている、加齢とともにそう言う感性を捨てながら生きてきたのだと思う。
諸兄におかれても、踊る心と竿を背中に自転車に乗って、魚釣りに行かれた事でしょう。純真な少年の魅惑の釣行であったはず。時が過ぎて今や金員で獲物を担保し、米国的な手法で釣りを楽しむ、少し寂しき感があります。

少年の心のままでは困りますが、そう言う部分を適度に保ちながら生きていければと、秋田の旅が教えてくれた。
「おとなは皆、最初は子供だった」 サン テグジュペリ

2014年1月16日木曜日

ラフマニロフを聞きながら

毎日寒い日が続きます、ご自愛下さい。

正月の、とある夕刻、閉店後のWalton Gardenである。場内の灰皿を掃除しようと半周ほど回ったある灰皿、吸いがらと空缶の間に首をのぞかせた小瓶が1本、Vodkaと書かれてある、ポッカではない、ウオッカだ!冷える体をこいつで温める、当然帰路に運転はしておられないだろうが、なかなか粋な方であると思った。イヤホンで音楽なぞお聞きであったなら、それはチャイコフスキーではなくきっとラフマニロフだっただろうなぞと後半の半周で想像した。

ロシアとイヤホン、強烈な思い出がある。この稼業駆け出しの頃、宮内庁ご用達の築地の仲買から、宮中晩餐に提供する料理の前菜としてアマゴの稚魚の注文があった。古くより京懐石では好まれていたが、関東圏としてはヤマメの方がふさわしいのではないかと提案し、その稚魚を納品した、パーマークが美しいトビキリのヤツだった事を記憶している。来賓はゴルバチョフ大統領だった。未熟な小生は、その仲買の担当者に、このヤマメというマス類は日本に固有に生息する種である事、伴う食文化や漁業も古来より根付いている事を献立表に盛り込んだらどうかと進言した。日ソ間でサケマス漁業交渉が盛んな時代だった。

願いは届かず次の朝、ライサ夫人が築地市場を訪れる事を知り、当然出向いた。夫人から数メートルの距離にいた小生は屈強な男達の鋭い視線を強く感じる事となる、夫人の警護をするSPである。ヤツらはKGBなのか、冷戦時代を象徴するKGBの猛者、彼らの耳にもイヤホンがあった。

そんな関係のヤマメと小生、釣人の及ばない関係であります。小生にとってそんなヤマメ、今週末もたっぷりとご用意しております、イヤホンを付けてご来店ください。

2014年1月9日木曜日

清流を食す

正月の喧騒が終わったら、またぞろ連休。マス類の心の平安は遠のくばかりであります。

年末年始は混雑が予想されましたので、質より量を重視した放流になりました。期間中にヤマメやイワナをご所望でご来店のお客様には失礼を申し上げました。さすればこの連休、普段の週末に戻った営業となりそうなので、尺越えのヤマメとイワナを存分に放流したいと存じます。

冷え込みの予報が出ています。釣場で冷えた身を熱い風呂で癒し、湯上がりにヤマメの塩焼きとイワナの刺身で一杯、締めはイワナのアラ汁、至福の晩餐をWalton Gardenが演出させていただきます。

2013年12月30日月曜日

The Walton & sisters

釣り納めの諸兄で活況のある年末であります。残すは後1日、今年最高の釣果をご提供すべく原価率を引き上げた放流をご提供するつもりです。

新年は元旦から営業しております。襟を正して、マス類共々ご来店お待ち申し上げます。

当店は女性のご来場者が多い釣場とは認識していましたが、最近その傾向が強いと感じています。本日に至っては、単身でご来店の女性のfly fitsherが大物賞の栄冠に、鼻息荒い周りの諸兄を尻目に、でありました。釣場にて貴婦人あり、大物の更なるをホッすの感。

2013年12月19日木曜日

祈りの島々

快晴予報の連休に意気が高揚しております。皆様のお相手を務めさせていただくマス類は80㎝級のレインボー、尺ヤマメと尺イワナでございます。今期のヤマメは貢献度が高く、ご来場者の過半が釣られているようです。
最近の釣果の傾向として、夕刻に極めて良好な状態になっているようです。入念な防寒をご考慮のうえご来店ください。

先月に父母の墓参を兼ねて故郷長崎を旅して来た。今回世界遺産の登録にもれたキリスト教関連遺産と教会群を改めて歩いてみた。450年に及ぶ平坦ではない信仰の歴史のなかで、弾圧と潜伏、そして復活という、世界でも類を見ない独自のプロセスが長崎で展開したのだと言う。島々に点在する教会の礼拝堂で、そこが人々の実生活に密着している事に強く感銘した。信仰の場である教会を観光者の喧騒にさらしたくない、遺産登録にもれた理由として、当事者達の意見が統一されていなかった事もあるとガイドをお願いした郷土史研究家は言う。

折しも来週はクリスマス、信仰に裏付けされない世間のそれが、小生には不可解でならない。12月25日、救世主イエスの降誕を祝う日とされている。

2013年12月13日金曜日

80㎝、Over the Rainbow!

山形県産ニジマス、平均魚体重3.5㎏の大型であります。最大の魅力はnativeと見まごう体高とヒレ、山形は庄内の鳥海山麓、年間9℃の湧水でゆったりと育まれた魚群でございます。これらは過去の当店において数々のドラマを演出し、黎明期の営業に大きく貢献してくれました、My soul troutと認識しています。これを今週末から年始に向けて間断なく放流していこうと思っています。
見事に釣り上げる事がかなった方には、都会の喧騒を知らず純真に育ってきた彼らに対し、優しく接していただきたくお願い申しあげます。

上記と併せて30㎝級のヤマメとイワナ、継続して放流します。年始にかけて原価の高い当店となります、ご期待下さい。